
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、パイコミックスで連載中の竹内絢香さんが描く『ロンドンバディーズ』よりepisode01をピックアップ。
竹内絢香さんが5月14日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、4,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、竹内絢香さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■下宿先にいた探偵

時は1960年代のロンドン。ワケありの青年・クリストファーは下宿先へとやってくる。リビングやキッチンは共用の下宿先には、もう一人の下宿人・キディがいた。
初めて会ったキディは、自分は探偵で下宿先を事務所として使っていると言う。とある秘密を抱えたクリストファーは、探偵であるキディを警戒し、なるべく関わり合いにならないようにしようとする。
しかしそこへ探偵の依頼人がやってきて、キディが着替える間、依頼人の相手をするよう頼まれてしまう。その後登場したキディは、先ほどとはまるで別人。きっちりとスーツをきこなし、スマートに話し始める。その後、強引に“助手”として巻き込まれてしまったクリストファーは、キディと一緒に依頼人の話を聞くことになり…?
作品を読んだ読者からは、「ストーリーも面白いし、描かれる人間関係も良いし、何よりお洋服がときめく」「好きなのよねぇ、こういうバディものが」「当時のロンドンの風景やファッションを楽しめます!」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・竹内絢香さん「英国カルチャーをお楽しみいただけるよう全力投球して…」

――『ロンドンバディーズ』は、1960年代のロンドンを舞台とした作品ですが、60年代のロンドンらしさを出すうえで、特に心がけているところや大切にしていることなどがあればお教えください。
1960年代のロンドンは「世界の中心」と言われるほど様々な文化が咲き誇った面白い時代なので、その華やかさが伝わることを意識しています。
「イギリスらしさ」が伝わるアイコンを積極的に描くことに加えて、当時の楽観的で寛容な雰囲気が見て取れるように明るい景色を基本にしています。例えば、イギリスは雨降りで陰鬱なイメージも強いと思うのですが、本作は初夏のころの緑が豊かで過ごしやすい季節がベースのイメージです。
また、一言で1960年代と言っても、年代によってかなり世相やカルチャーが異なってくるのですが、1950年台末から70年代初頭にかけてのいわゆる「スウィンギンロンドン」をあえてごちゃまぜにし、全部乗せにして描くようにしています。
――本作の登場キャラクターたちはどのように生み出されたのでしょうか。
主役のバディ二人は、私が大好きなシャーロック・ホームズとその助手ワトソンをイメージして考え始めました。
ずいぶんと離れてきている気もしますが…(笑)。
――第1話のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
「今の人、嘘ついてると思うよ」のコマは展開・セリフと併せてかなりドキッとする仕様にできたと思っており気に入っています。ただ、人気があるのはキディがスーツに着替えて再登場するシーンなので、そちらも褒めてもらえて好きです(笑)。
――2026年4月に本作のコミックス第1巻が発売されました。コミックスならではの見どころをお教えください。
お話をまとめて一気に読んでいただけることも魅力だと思いますが、書籍のデザインにもかなりのこだわりを詰めました。
フルカラーの口絵描きおろしもありますし、書籍カバーをめくった本体表紙にも4コマを入れたり、紙版・電子版それぞれに限定特典もつけていただきました。
一冊のコミックスとして細部までお楽しみいただける、かなり満足感のある一冊になったと自負しています。
また、私は紙の本が好きなのですが、大判コミックでじっくり絵をお楽しみいただけることも嬉しいです。
――現在も連載中の本作ですが、以降の見どころや注目してほしいポイントをお教えください。
引き続き、英国カルチャーをお楽しみいただけるよう全力投球していきますが、今後はぜひキャラクターの関係性の深化にも注目していただきたいです。
――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。
たくさんのコンテンツがある中で、『ロンドンバディーズ』を見つけてお楽しみいただきありがとうございます! 今後ますます目が離せなくなるよう、張り切って制作していますので引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

