
モーニング娘。OGでタレントの生田衣梨奈が、コンテンツ配信サイト・BUMPにて6月19日(金)より始まるショートドラマ「プロ彼女の条件4 〜芸能人と結婚したい女たち〜」で主演を務める。生田は今年(2026年)の元旦に吉本興業への移籍を発表。バラエティーを中心に番組出演を広げているが、今回はドラマ初主演。生田もよく観ているというショートドラマは、今急成長を遂げているジャンルだ。どんなところにハマるのか、“沼”という魅力と、「プロ彼女の条件」の見どころを語ってもらった。
■一話2分くらいだから止まらなくなるショートドラマの魅力
――「プロ彼女の条件 ~芸能人と結婚したい女たち~」は今回で4作目になります。作品はご存じでしたか?
はい。ショートドラマ自体、大好きでよく観ていて、じつはこのお話を頂くちょうど前日にTikTokで「プロ彼女の条件」の広告が流れてきて、面白そうだなと思って見始めたところでした。そうしたら次の日にオファーを頂いて。びっくりしたのが、シリーズ3作品がBUMPの全期間ランキングのトップ10に入っていて、しかも「1」と「2」が1位と2位。素敵な作品のオファーを頂けて本当に嬉しいです。
――ショートドラマは今、勢いに乗っている人気ジャンルです。テレビドラマと何が違いますか?
一話が短い時間で観られるのがいいですよね。短い作品だと1分くらいで、「プロ彼女の条件」は2分くらい。電車の一駅間とか、ちょっとした待ち時間の間とか。で、一話2分くらいでも、何話も連続して観られるから止まらなくなって。テレビで1時間のドラマを観るとけっこう疲れちゃうけど、ショートドラマは一気に1時間観れちゃうんですよね。沼みたいな感じです。
あと、ちょっとテーマが際どいのかな。地上波だと芸能界の裏とか、芸能人との飲み会とかって危ないテーマのような気がするんですけど、それがショートドラマだとオーケーで、すごく面白くてついつい観ちゃうんですよね。そういうテレビのドラマでは観られないような際どいストーリーにみんなハマるのかなって思います。

■ドラマの見どころは、生田=主人公・咲希の落ちぶれる姿?
――前作までを観て、「プロ彼女の条件」はどんなところが面白いドラマでしたか?
芸能人が開いている飲み会とか、芸能人の出会いって興味あるじゃないですか。私もミーハー心で知りたいし、ドラマの中の話だと分かっていても、「芸能界の裏って本当にあるのかなあ?」みたいな。そこに引かれるのと、女同士のバチバチとそこから始まるストーリーは素直に面白いですね。強気な都会の女性が向ける、素朴な女の子へのライバル心とか、めっちゃハマります。
――では、今作はどんな物語で、生田さんはどんな役どころになるのでしょうか?
私が演じるのは、中村咲希という、マッチングアプリで結婚相手を探している女子です。中身は素朴な子で、親友に、いわゆるちょっと目立つ女子、アスカという子がいます。彼女に誘われた芸能人との飲み会から、芸能人に沼っていくという物語です。めちゃアスカに狂わされていきますね。アスカがいなかったらこうはなっていなかっただろうなって感じで、服やメイクが一つ一つ増えていって、最後には大変なことになってしまいます。最後のシーンを最初に撮ったんですけど、面白いです。
――そういう人物を演じるにあたって、どんな感想を持ちましたか?
周りからは「ハマり役だね」と言われました。「ぽい」らしいです。こき使われるシーンがたくさんあるんですよ。「これ買ってきて」「いいよいいよ」みたいに買ってきちゃう。勘違いも含めて全部真面目に受け取っちゃうところなんか、私っぽいのかなって思います。あとは、最初は素朴なところかな。私もメイクをしているときは派手ですけど、素顔はけっこう素朴な顔なんです(笑)。
――物語の見どころはどんな部分でしょう?
人間が落ちぶれる姿です(笑)。マッチングアプリをしていた女の子が芸能人との飲み会にハマって、自分の中では上手くいってそうに見えても、裏ではひどい言われようの下げられ女という扱い。それが私の役です(笑)。ホント、私の扱いがひどいんですよ。最後はどうなってしまうのか? そこを見てほしいです。
■演技経験豊富な共演者に囲まれて試行錯誤
――共演者の印象はどうでしたか?
咲希の親友の茅島アスカ役が、柳ゆり菜さんです。柳さんはキャリアもすごい女優さんで、すごく助けられました。とにかく演技が上手で、私もたくさん影響されて、こうしたらいいのかなっていう試行錯誤ができました。アスカはストーリーの最後のほうがめちゃくちゃすごいので、そこをお楽しみにしてください。
咲希が飲み会で出会う人気若手俳優の櫻井ケイタ役が、鈴木康介さんです。康介さんは私と同い年(28歳)で、気遣いが本当にありがたかったです。私が緊張しているものだから、合間の時間にも台詞合わせをしてくれたり、場を和ませてくれたり。康介さんとの掛け合いが多かったので、私も安心してシーンに臨めました。
――柳さんも鈴木さんも演技経験が豊富な方ですね。
私以外みんなそうなんですけどね(笑)。橘悠⾺役の樋之津琳太郎さんもモデルなんですけど、俳優もやられています。場に入るのがうまくて、年下男子という感じです。なんかほわほわした感じで、おやつとか買ってあげたくなっちゃいました(笑)。役どころは2.5次元俳優で、咲希の第二の“すきぴ”みたいなポジションです。あと、橋本乃依さんが演じるサクラもキーになっていく存在ですね。


■免疫がなさすぎて、メンズに圧倒された撮影現場
――プロ彼女、芸能人と結婚したい女とは、どういう種類の人なのでしょうか?
私の解釈ですけど、芸能人って、だいたい女性の存在を隠す必要があるじゃないですか。それに乗って、匂わせず、炎上もせず、影も見せないまま隠し通して、最後、芸能人との結婚まで持ち込むのがプロ彼女なんじゃないかなと思います。
――咲希も、相手が人気の芸能人と分かっていて近づいていく?
そうですね。お芝居していて楽しかったです。
――撮影はどうでしたか?
自分がしっかり出るドラマの撮影が本当に初めてだったので、緊張はしたし、迷惑もかけてしまったなと思いますけど、皆さんに助けてもらいながら、ワンシーン、ワンシーン、しっかり作れたと思います。最後のほうに長いシーンがあって、そこは本当に頑張ったので、注目してもらいたいです。
主演というのも初めてですけど、男性と撮影するというのも初めてだったので、ドキドキもあったし、変な意味じゃなくて、ウキウキもしちゃいました。モーニング娘。のとき、男性と一緒になることがなさすぎたので、同世代のメンズたちに圧倒されました。免疫がなさすぎですね(笑)。クランクアップしたときの達成感、充実感がすごかったので、また演技のお仕事ができたらいいなと思います。

■意外に演技仕事が舞い込む移籍後の現在
――バラエティーを目指しての吉本移籍でしたが、今回はドラマの出演。5月28日からは、舞台「ナインティナイン岡村隆史の花の駐在さん~駐在さんと赤い糸~」への出演もありました。今、お仕事はどんな風に広がっているのでしょうか?
バラエティーで頑張っていきたいというのが目標ですけど、今、けっこう演技仕事のオファーも来ていてびっくりしています。演技の仕事はまた違う現場の楽しさがあって、素敵な出会いにもなりました。こうやって、今まで挑戦できなかったことにも幅を広げながら、バラエティーでの活躍を目指していきたいです。
◆取材・文=鈴木康道

