
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『私たちは付き合ってない。』(ナンバーナイン刊)を紹介する。作者のドスコイさんが、5月5日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、4000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、ドスコイさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■想いを告げ受け入れられた奏

奏は、物心ついた頃から幼馴染の咲良が好きだった。その気持ちを正直に咲良に伝えたところ、キスをされ「私も奏が好きだよ」と言われる。それから10年が経ち、奏は咲良と良い関係を築いていると感じていた。
「大事な話があるから今日会える?」という咲良からのメッセージに対し、「もしかして一緒に住もう、とか?」と呑気に考えていた奏。しかし、実際に咲良から告げられた言葉は「結婚することになった」というもので…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「ずっと不信感あったんだろうな」「切なくなる」「裏切られたと感じた分苦しくなるよね」「もっとキツく当たってもいいのに優しい」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・ドスコイさん「注目してほしい部分は主人公がずっと好きだった子に結婚の祝福の言葉を贈るシーンです」

――『私たちは付き合ってない。』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
片想いから両想いになる話ばかりを描いてきたので違う流れの話を描きたくて今回は女性間にある距離が近過ぎて友だちなのか恋人なのか曖昧な関係に着目し、失恋からはじまる話を描きました。
――本作では、咲良の突然すぎる結婚宣言が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
前半〜中盤までずっと好きだった人を中々吹っ切れなかった主人公が少しずつ前を向いていく姿は早く椋野さんとくっつけたいジレンマと闘いながら丁寧に描いた記憶があるのでこだわった点になるかと思います。注目してほしい部分は主人公がずっと好きだった子に結婚の祝福の言葉を贈るシーンです。椋野さんの言葉の後押しもあって完全に吹っ切れた瞬間なのかなと思います。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
椋野さんが手を差し伸べながら言う「そこから救い出すのは私でありたいです」が印象的です。好きな相手のために何かしたいと思う優しさのこもったセリフが控えめな性格の彼女に似合ったセリフだなと思います。
――本作の登場人物のプロフィールについてお教えください。
本の最終ページに簡単なプロフは載せているので重複は避けますが、主人公は20代半ばの会社員です。性格は真面目で誠実、困った人がいたら手を差し伸べるタイプです。主人公の相手は主人公の会社の後輩で、会社では真面目で無口で無愛想だけどプライベートでは愛想の良い見た目綺麗なお姉さんです。
――ドスコイさんの作品は、キャラクターの心情がダイレクトに伝わってくるように感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
ありがとうございます。キャラの心情が伝わるように簡潔でまっすぐなセリフを…!と心がけてます。作画面ではキャラが感情的になると頬に斜線を描き足しがちです。最近はなるべく描かない方向性がトレンド的な記事をSNSで見かけたのですが、手癖や個人的に好きもあってこれからも描き足しまくりそうです…。
――今後の展望や目標をお教えください。
読者の方に共感していただけるようなお話をたくさん描いていきたいです。なので目標は細々とでも息の長い活動をしていくことです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも私の作品を読んでいただきありがとうございます!これからもいろいろな話を描いていこうと思いますので、気が向いたら読んでいただけると嬉しいです!今回取り上げていただいた『私たちは付き合ってない。』の後日談を描いた短編集も公開していますのでそちらも是非!よろしくお願いします。

