
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第60回が6月19日に放送された。りん(見上)の妹・安(早坂美海)が祝言を挙げる前に姉妹で心を通わせる様子や、りんの幼なじみ・虎太郎(小林虎之介)と再会を果たす様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■那須の頃とは別人に…東京で成功を誓う虎太郎との再会
長屋に空きがなく、直美(上坂)は一時的に一ノ瀬家に身を寄せることになる。そこへ、「りんが祝言を挙げる」と勘違いした実母から連絡を受けた虎太郎が訪れ、りんや美津(水野美紀)は突然の再会を喜ぶ。
背広を着て、那須にいた頃とは別人のようになった虎太郎。銀座の製薬会社の給仕として働き続けたところ社長に認められ、現在は社員として働いているという。どうして東京へ出てきたのかと問われた虎太郎は、「あそこにいても100年前と変わらない。東京で成功すれば家族の暮らしを変えることができると思ったから。東京は努力したらした分だけ自分の力で上に上がれる。勝負するなら東京に出ないと」と強い意思を語る。そんな虎太郎の劇的な変化に、りんは驚きを隠せない。

■姉妹の深い絆と、孤独だった直美が抱いた“小さな夢”
祝言の前夜、安は緊張から眠れずにいた。心配して隣に座るりんに、安は「虎太郎兄さんのことはもういいの?」と問いかける。人生で初めて恋をして「人間らしく幸せ」だと感じている安だからこそ、父の急死後に家族を救うため縁談を受けた姉のことが、ずっと心残りだったのだ。
そんな安に、りんは「みーんな昔の話。私の上がりは…きっと違う上がりがあるはず。そう思えんのはね、安がいてくれたから」と優しく語り掛ける。安は涙ぐみ、「お姉さま、今まで本当にありがとう」と心からの感謝を伝えるのだった。
2人の温かい会話を耳にしていた直美は、その後、教会で吉江(原田泰造)に心の内を明かす。結婚は「家族のお祭り」だと感じた直美は、「私には縁のない話」と自嘲気味につぶやく。しかし、「一ノ瀬家を見ていたら『おっかさん』って呼んでみたくなって。ああ…これが夢かな」と漏らす直美。涙もろい吉江は顔をぐしゃぐしゃにしながら、「呼んでもいいですよ。おとうって…」と返すのだった。

■恋のライバルが初対面 虎太郎とシマケンの間に散る静かな火花
祝言を終え、ひと段落した一ノ瀬家に、虎太郎が上等なお祝いを手に再びやってくる。美津の勧めでいつもの団子屋へ向かった2人。近況を語り合っていると、そこへシマケン(佐野晶哉)がふらりと現れる。
「りんの幼なじみで今は銀座の製薬会社で働いています」と堅苦しく挨拶する虎太郎に対し、「島田健次郎でシマケン。小説家志望です。志望なのでまだ世に出た本はありませんが」とふわふわした雰囲気で返すシマケン。さらに、りんが「いつもシマケンに相談に乗ってもらっている」と話したことで、虎太郎は動揺。「私はりんと同じで、医療に関わる薬で世の中の役に立てるよう働いてきたいと思っております」と対抗するように主張する。
シマケンは「ご立派ですね」と軽やかに受け流し、心機一転、新しい筆名(作家名)を考えているところだと話す。「島田とんびとか…」と2人にしかわからない身内ネタを出し、大きな口を開けて笑い合うりんとシマケン。その親密な様子を激しい嫉妬の目で見つめていた虎太郎は、りんに「俺、必ず出世するから」と言い残し、お金を置いて足早に去っていった。
■正反対な2人のライバル対決に「期待しかない」と視聴者興奮
安が祝言の前夜にりんと心を通わせた今回。SNSには「安ちゃん、旦那さんと幸せにね!」「りんちゃんのことずっと気にしていたんだなぁ…優しい姉妹」といった祝福の声が上がった。また、久々の登場となった吉江に対し、「吉江先生待っていました!」「おとうって呼ばれるの密かに期待してる吉江先生かわいすぎ」といった歓喜の声も集まった。
一方、虎太郎とシマケンの静かなライバル対決が繰り広げられたシーンには、「虎太郎とシマケンの間に静かな火花が…!りんちゃんモテモテ!」「正反対な2人が恋のライバルに…期待しかない」「りんちゃんだけが恋心に鈍感なところが面白い」といった声が寄せられ、今後の三角関係の行方に大きな注目が集まっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


