不在中に届いた宅配便を、ご近所さんが預かってくれていたときのこと。親切に感謝しながら受け取りに行くと、荷物の箱には一度開けられたような跡がありました。思わず理由を尋ねると、ご近所さんは「あのね」と話し始めたのです……。
預かってくれた荷物に開封の跡
ある日、私が不在にしている間に届く予定だった荷物を、近所の方が受け取ってくれていました。
帰宅後に「預かっているよ」と連絡をもらい、お礼を伝えて受け取りに行くことに。普段から顔を合わせることのある方だったので、最初は「助かったな」と思っていました。
ところが、受け取った荷物を見ると、一度開けられたような跡があったのです。気になった私は思わず「もしかして、箱を開けましたか?」と尋ねました。
すると、ご近所さんは悪びれた様子もなく、「あのね、傷んでいないか心配だったから、中を確認したの」と言ったのです。
中身は、子どもの誕生日用に購入したおもちゃでした。食品ではなかったので実害はありませんでしたが、勝手に開けられていたことには、正直とても驚きました。
しかし、話していると相手に悪気がないことは伝わってきて、むしろ、親切心からしてくれたのだと感じたため、その場では「ありがとうございます」とだけ伝えて帰りました。ただ、帰宅してからもモヤモヤした気持ちは残ってしまいました。
そこで後日、同じことが起きるのを避けたいと思い、思いきって伝えることに。
「お気持ちはありがたいのですが、荷物は開けずにそのまま保管していただけると助かります」
できるだけ落ち着いて、相手の親切への感謝も一緒に伝えるようにしました。すると、ご近所さんも「余計なことをしてごめんなさいね」と謝ってくれました。心配してくれたことは本当だったようで、その後、気まずくなることはありませんでした。
それからは、宅配ボックスや置き配を利用することが増えたわが家。ご近所さんに荷物を預かってもらう機会は、ほとんどなくなっています。
今回のことで、善意からの行動でも、受け取る側が困ってしまうことがあるのだと感じました。不満をため込む前に、相手を責めず、自分がどうしてほしいのかを伝えられたことはよかったと思っています。今は、近所付き合いを続けるうえで、感謝と境界線のどちらも大切なのだと感じています。
著者:秋田ねる/40代女性/子どもは5歳で女の子。時短会社員。趣味は音楽鑑賞
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

