猫と人間のアルツハイマー病は「類似している」 双方の治療に役立つ発見になるか 英大学の研究

猫と人間のアルツハイマー病は「類似している」 双方の治療に役立つ発見になるか 英大学の研究

猫の認知症には、8つの兆候が

脳の模型と猫人形

画像はイメージです

高齢になった猫は、認知症を発症することが多いといわれます。ある研究によると、15歳になると半数以上が認知症の兆候を示すことがわかっています。なかには、わずか7歳の猫でも発症する例があるといいます。

では猫が認知症になると、どういう症状がみられるのでしょうか。次のような兆候があったら、認知症の可能性があるといえます。

(1) 異常な鳴き声:過剰に鳴いたり、夜に大声で鳴いたりします
(2) 人間への態度の変化:より頻繁に人の注意をひきたがり、甘えて身を寄せてきます。一方で以前よりも人を避け、イライラすることもあります
(3) 睡眠の変化:日中はよく眠っていて、夜に興奮します
(4) 排泄の問題:トイレ以外の場所での排泄行動がよく見られます
(5) 混乱:人間の認知症と同様に、混乱やさまよい行動を示すことがあります。方向感覚を失ったり、壁をぼんやり見つめたり、物影に隠れたりします
(6) 活動レベルの変化: 通常よりも活発であったり、逆におとなしくなったりします。以前ほど遊ばず、探検もしません。毛づくろいの時間や回数が減ることもあります
(7) 不安そうなようす: 以前は自信を持っていた慣れた状況でも、不安そうにすることがあります。ベッドの下や戸棚の上に隠れ、逃げようとすることが多くなるかもしれません
(8) 学習困難: 食器を見つけるなど、以前できた作業を行う能力が低下し、新しい作業を学ぶのが難しい場合があります

わたしたち飼い主はいつも愛猫の状態を観察して、症状にあわせて環境を整えるなど、早めの対応を心がけたいものですね。

出典:
Cats develop dementia in a similar way to humans
The eight subtle signs your cat may have dementia

提供元