そんなモラ夫を「モラ夫解体屋」の力を借りて成敗し、人生をリスタートさせていく妻の姿をオムニバス形式で描いた漫画『モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?』について、同作のシナリオを担当している、かうちさんに話を聞いた。




――1巻発売後から、カドストのLSコミック内のランキングで1位に入ることも多いと伺っています。人気があるということは、皆さんDVやモラハラとまではいかなくても、作中の夫の振る舞いや妻の悩みなどについて「わかる!」と共感される方が多いのかなと思います。共感を得られるよう、工夫されている点はありますか?
ハラスメント夫のセリフや行動は、読者が「こういう人、いるかもしれない」と感じられるリアリティを大切にしています。ただリアルに寄せすぎるだけでは読んでいて苦しくなってしまうので、夫たちの言動には漫画としてのインパクトも加えています。その分、ヒロインである妻が夫を追い詰める場面では、読者が言いたくても言えなかった言葉を代弁するように、核心を突くセリフをズバッと言わせることを意識しています。
――かうちさんが本作の中で、特に注目してほしいシーンを教えてください。
いろいろありますが1つ挙げるとしたら、「case3 #パパは部長じゃない!?学歴マウント社内ニート」の中の1シーンですね。「自分は有能で部長」であると妻や娘にウソをついていたモラハラ夫・伸。ある日、飲食店で隣の部屋から同僚の本音が聞こえ、伸の顔が真っ赤になるシーンにぜひ、注目していただきたいです。自分がどう見られていたのかを突きつけられる場面なので、読者の方にスカッとしていただけると思います。
どれも「モラ夫」を描いたストーリーだが、決して夫だけでなく、さまざまな「モラハラ」への対応の仕方として参考になる部分も。近くに「モラハラ」な人がいなくても、「こういう人いる!」と共感できたりスカッとするエピソードが多いので、ぜひ読んでみて。
取材協力:かうち(@kauchi_writer)
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