脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「なんで席譲らないの?」キレるお婆さん→慌てて立つ若者への理不尽な仕打ち。シュールな4コマに「爆笑」【作者に聞く】

「なんで席譲らないの?」キレるお婆さん→慌てて立つ若者への理不尽な仕打ち。シュールな4コマに「爆笑」【作者に聞く】

マナー警察

日々の生活のなかで、ふと遭遇する理不尽な出来事や、お約束を裏切るシュールな展開。そんな日常のひとコマを極限までシンプルに削ぎ落とし、極上の笑いへと昇華させているのが、漫画家・のぞみわたる(@nozomiwataru)さんの日常4コマ漫画『のぞみわたるのギャグ漫画』だ。

SNSやブログを中心に、どこかくすっと笑えて読み続けたくなるシュールな世界観を定期的に発信しているのぞみわたるさん。今回は、電車内の席譲りトラブルを描いたエピソードと、銀行に現れた怪しい不審者のエピソードの2本を紹介。さらに、お年寄りに席を譲ろうとして断られた作者の甘酸っぱい過去の思い出についても話を聞いた。


■慌てて席を立った若者へ放たれた、まさかの一言。「オチ以外は極力シンプル」に徹する理由
理不尽なお婆さん1-1
理不尽なお婆さん1-1 / 画像提供:のぞみわたるさん

理不尽なお婆さん1-2
理不尽なお婆さん1-2 / 画像提供:のぞみわたるさん


最初の作品は、誰もが一度は遭遇したことがあるかもしれない、電車内での席の譲り合いをテーマにした4コマだ。ある男性が電車の席に座っていると、目の前にやってきたお婆さんから「若いのになんで私に席を譲らないの?」とストレートに責め立てられてしまう。気まずさと申し訳なさから、男性は慌てて立ち上がり席を譲ろうとするのだが、その直後にお婆さんから放たれたのは、あまりにも理不尽で予想の斜め上をいく言葉だった。

このように、一瞬で読者を脱力させるギャグ漫画を量産するのぞみわたるさん。創作におけるこだわりを尋ねると、「オチ以外は極力シンプルにすることですかね。僕はいつもオチから考えて漫画を描いているのですが、オチがおもしろいとわかっているなら、逆にそれ以外のコマをシンプルにし、『フリ』に徹することでよりおもしろさが際立つと思っています」と、計算し尽くされた引き算の美学を明かしてくれた。

そのこだわりは、もう1つの作品である「銀行に現れた覆面の男」のエピソードにも顕著に表れている。誰が見ても銀行強盗にしか見えない覆面姿の男が窓口に現れ、応対した女性局員は恐怖で激しく動揺する。ところが、男が口を開いて放った要件は「公共料金の支払いをお願いします」という、あまりにも平和な手続きだった。淡々と処理を終えて去っていく男の背中を見送りながら、女性局員が心の中で放った「何もしねぇのかよ」というツッコミが、極限まで無駄を省いたコマのなかで見事な笑いを生み出している。

■中学生のころに経験した「席譲り」の苦い記憶。恥ずかしさを乗り越えた先に生まれる笑い

作中では理不尽なお婆さんに振り回される若者が描かれていたが、のぞみわたるさん自身にも、お年寄りへの「席譲り」にまつわる忘れられない苦い経験があるという。

「中学生のころ、部活の試合帰りにバスに乗っていたときに、ちょうど席の譲りがいがありそうなおばあちゃんが乗ってきたんですね。そこで、勇気を出して席を立とうとしたんですが、案の定、丁重にお断りされてしまいました。別に後悔はしてないんですが、断られるとちょっとだけ恥ずかしいですよねこれ(笑)」

好意を無下にされたわけではなくとも、車内で一人ポツンと浮いてしまうあの独特の空気感。そんな誰もが共感できる小さな気まずさや、「フリとオチ」のギャップこそが、のぞみわたるさんの描くギャグ漫画の強力な栄養源になっているのだろう。日常のストレスや疲れを忘れさせてくれる至高のショートギャグの数々。最近あまり笑えていないと感じる人は、ぜひ彼のSNSやブログにアクセスして、そのシュールな中毒性に浸ってみてほしい。



取材協力:のぞみわたる(@nozomiwataru)
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
配信元: Walkerplus

提供元

プロフィール画像

Walkerplus

ウォーカープラスは日本最大級の‟トレンド&おでかけ”情報サイト。全国の注目スポット&最新イベント情報に加え、エンタメ・ビジネス・ライフスタイルなどウォーカー編集部が発信するオリジナルニュース、花見や花火といった季節に応じた大型特集を展開し、「トレンド好き、おでかけ好き」ユーザーの「知りたい・行きたい」をかなえるメディアです。