葵わかな、神尾楓珠がW主演を務めるドラマ「すべての恋が終わるとしても」(毎週日曜夜10:15-11:09、テレビ朝日系)が10月12日(日)より放送スタートする。
■“忘れられない恋”をテーマにほろ苦い恋模様が描かれる
本作は、葵と神尾が演じる、高校の卒業式の日に付き合い始めた同級生の男女を中心に、リアルでちょっぴりほろ苦い恋模様を紡ぐ物語。
誰かの恋の終わりは、誰かの恋のはじまり…すべての恋はどこかでつながっている。この世の全てのものに必ず訪れる“終わり”を、切なさだけでなく前向きに捉え、誰しもの胸の中にある宝物のような記憶を思い出させてくれる…“忘れられない恋”をテーマにした切ないラブストーリーとなっている。
■藤原丈一郎、本田望結ら8人が織りなす群像ラブストーリー
葵と神尾が羽沢由宇と大崎真央を演じるほか、共演には、藤原丈一郎、本田望結、山下幸輝、大塚萌香、白洲迅、市川由衣らが決定。
藤原と本田はそれぞれ、由宇と真央の高校の同級生で真央の中学時代からの一番の親友・西颯役と、颯の幼なじみで真央の妹・大崎莉津役を務め、“近すぎて一歩を踏み出せない幼なじみ”を演じる。
山下と大塚が演じるのは、由宇と真央が出会った高校に通う、高校一年生の蒼と沙知。“とある秘密を抱える、特別な関係の高校生”という役どころだ。
そして白洲と市川は“恋の酸いも甘いも知る、アンバランスな社会人”として、野北駿太郎と宮内郁子をそれぞれ演じる。
■「すべての恋が終わるとしても」第1話あらすじ
都立高校に通う羽沢由宇(葵わかな)はある日、校舎の壁一面に無心でチョーク画を描く大崎真央(神尾楓珠)に出会う。真央が描く絵に、真剣なまなざしに、そして惜しげもなくその絵をホースで洗い流し、屈託のない笑顔を浮かべる真央のすべてに、由宇は「運命の恋」を信じるほど、心を奪われる。
真央の影響で絵を描き始めた由宇は、その楽しさを知り、努力家の一面を発揮してメキメキと上達。好きなことに打ち込み世界を広げていく由宇は、真央にとってもいつしか特別な存在となる。やがて迎えた卒業式の日、ようやくお互いの気持ちを伝え合った二人は晴れて恋人同士になるが、由宇は神戸の美大への進学が決まっていた。そばにいられないことに不安を感じつつも、真央のある言葉に背中を押され、由宇は新しい生活に一歩を踏み出す。
神戸と東京の遠距離恋愛中の二人が会えるのは、2カ月に一度。由宇は寂しさを抱えながらも、真央の愛に支えられ、いつかアートカフェを開くという真央の夢に自分の未来を重ねることで、一人暮らしの日々を乗り越えていく。
しかし3年後、就職活動と卒業制作に追われ、会う頻度が減ってしまったことに限界を感じた由宇は、真央のそばにいたいがあまり、ある選択をしてしまう。
そんな二人の知らない時間と場所で、真央の幼なじみの西颯(藤原丈一郎)と真央の妹の大崎莉津(本田望結)、由宇と真央の母校に通う高校生の蒼(山下幸輝)と沙知(大塚萌香)、仕事で忙しい日々を送る野北駿太郎(白洲迅)と宮内郁子(市川由衣)の人生が絡み合い、それぞれの運命が動き始めていた。
――という物語が描かれる。
■「彼が特別に見えなかった瞬間なんて、一瞬もなかった」
公式HPなどで公開されている予告動画は、壁に絵を描く真央を見つめる由宇の姿に「初めて会った日から、彼に興味がなかった日なんて一日もなかった」という由宇のモノローグが重なる場面からスタート。そして、ホースで壁の絵を洗い流し、水を由宇にかける真央の姿に「彼が特別に見えなかった瞬間なんて、一瞬もなかった」と由宇のモノローグが続く。
「美大目指そうって思えたのも、全部大崎くんのおかげ」と伝え去ろうとする由宇の腕を掴み、「俺ら両思いじゃんって思ってるの、俺だけ？」と問いかける真央。「東京と神戸だよ？」と遠距離に躊躇する由宇に真央は「やってみなきゃ分かんないんでしょ」と言い抱きしめる。
「元気ないときは、真央に会いたい」「これからは会いに行くから」と幸せそうに愛を育み、「運命の恋は終わらないはずだ」という二人の声が重なる。
しかし「ごめん。そっち行けなくなった」と電話で伝える真央に、由宇は「大丈夫だよ」と返しながら唇を噛む。そして、なぜか神戸にいる真央に「なんで？」と驚く由宇。「会いたかった。泣いていいところだから」と伝えて抱きしめる真央。
一方、「今からでも来いって！みんな待ってるからさ」と友人からの電話を受ける真央。その友人のそばで電話を奪い「こっちは気にしなくていいから」と伝える颯の姿も。
「なるべくお金貯めときたくて。もし由宇が一緒に住みたいって言っても大丈夫なように」と話す真央に驚く両親と「やば…」とこぼす莉律。由宇のSNSを見た莉律から「全然会えなくて寂しいみたいだもんね」と伝えられた真央は「え…？」とびっくり。由宇の捨てられたエントリーシートを見つけ、真央は「就職なかなか決まらなかったのもそのせい？」と尋ねると、「だから違うって！」と語気を強める。
幸せそうな姿から一変、「俺は何のための彼氏なの？」「会えないのが寂しいだけだよ」「由宇が変わっちゃったのって、俺のせい？」とすれ違ってしまう二人。真央から「別れよう」と電話で伝えられた由宇は泣き崩れる。
場面は変わり、「今から友達になろう」と伝える由宇は、「真央と別れたから今があるんだと思う」と話す。また、「私たちなんて、真央の友達と妹ってだけじゃん」と言い放つ莉律と「話したいことがあるんじゃないの？」と伝える颯の姿も。
さらに「後悔の残る恋は、思い出にはなってくれないのだと知った」というモノローグに重なる蒼と沙知のシーン、「一緒に一人の相手だと思ってたのは自分だけだった、みたいな」「どれだけお互いを好きでも、一緒に生きていけない人もいるんだよ」と切なさを含む野北と郁子の様子も映し出される。
最後は、一緒にいる頃の由宇と真央に「また一緒にいられる未来があるのかもって、由宇のこと振り回した」「昨日まで特別だった人は、二度と会えない人になる」と二人の声が重なる姿が切り取られてる。
第1話放送を前に、予告動画には「主題歌がぴったり」「映画みたいなドラマ」「もう泣ける」といった声などが上がり話題となっている。
「すべての恋が終わるとしても」第1話は、10月12日(日)夜10:15よりテレビ朝日系にて放送。
