脳トレ四択クイズ | Merkystyle
人気写真家キッチンミノルさんがレクチャー!「料理写真」がうまくなるコツ

人気写真家キッチンミノルさんがレクチャー!「料理写真」がうまくなるコツ

人気写真家キッチンミノルさんに学ぶ料理写真「撮っているのは料理ではなく、光」

2026年6月、クックパッドアンバサダーのみなさんをお招きして、特別なリアルイベントを開催しました。今回のテーマは料理写真。

著書『キッチンミノルの写真教室』(筑摩書房、2022年)においても撮りたい写真を撮るための基本の技術やコツを教えているプロフェッショナルキッチンミノルさんをお呼びして、料理をよりおいしく見せる撮影法について教えていただきました。

「写真学科やスタジオ出身ではなく、仕事をしながら覚えていった」というキッチンミノルさん。だからこそ、撮り方に悩むみなさんの気持ちに寄り添いながら、わかりやすく丁寧にお伝えしてくれます。

「これを聞いたからといって爆発的に上手くなるわけではなく、昨日の自分よりちょっと上手くなるかなくらいの気楽な気持ちで聞いてください」というキッチンミノルさんらしい柔らかな言葉で講座はスタート。

今回の写真講座の流れ

まず写真を撮る際の流れとして、以下の8つの工程があることを教えてくれました。

テーマを決める——何を撮りたいかを最初に決めることの大切さ 被写体を観察する——360度の中からベストな1点を選ぶために 光の方向を確認する——料理写真の核心 アングルを決める——寄り・引き・高さで表現が変わる 構図を決める——クックパッド流の構図についても解説 レンズの選択——光・色温度・レフ板の使い方まで 露出を決める——ISO感度・シャッタースピード・絞り 撮影!

この工程それぞれの説明をしていただいたうえで、スタイリングのポイントについての解説や参加者の方々に事前にお送りいただいていた撮影写真の添削などを実施。

当レポート内では、そのなかでも特に印象的だったトピックをいくつかご紹介します!

「撮る前に、テーマを一つ決めてください」

講座の冒頭でキッチンミノルさんが真っ先に話してくれたのが、テーマを決めることの大切さでした。

「テーマが決まれば、ここから先は結構楽。でも決めないことで、撮っているときにめちゃくちゃ迷う」

料理を作ったときには、必ずその料理ならではのテーマがあるはずだとキッチンミノルさんは言います。たとえば「せいろにみっちり詰まったシュウマイ」を撮るのか(上写真の左)、「シュウマイ一粒一粒の立体感」(上写真の右)を出すのかによって、構図も光の当て方もまったく変わってきます。

どちらも正解だけれど、テーマが違えば撮り方が変わる——という実例をもとに、「まず一つ、何を伝えたいかを決めてほしい」とのことでした。

写真は一つのテーマを強調するのは得意だけれど、いろんなものを同時に伝えるのは不得意。だからこそ、テーマを明確にすることが、いい写真への一番の近道なんですね。

実は「料理」じゃなくて「光」を撮っている

この日、参加者のみなさんが一番「なるほど!」と唸ったのが、光についての話でした。

「皆さんが撮っているのは光であって、料理を撮っているわけじゃない」

リンゴを撮影する際、「色を撮っている」「ツヤを撮っている」「リンゴそのものを撮っている」という参加者の答えに対し、キッチンミノルさんはこう続けます。「でも、真っ暗な部屋では写らないですよね。つまり、撮っているのは光なんです」。

このひとことで、料理写真の観念がガラリと変わった方も多かったのでは。料理に当たる光がどこから来ているかを意識するだけで、ツヤの正体も影の意味も、一気に理解できるようになります。

光と影、アングル、レンズの絞り(ぼかし)——この3つが立体感を生み出す武器だということ、特に光源はできるだけ一つに絞ること、そして影は消すものではなく立体感を出すために活用するものだということ……などなど、目からウロコのお話が続きました。

クックパッドに投稿するなら「真ん中に料理を盛る」が鉄則!

これは、クックパッドユーザーにとって特に実践的なヒントでした。

クックパッドのアプリやブラウザでは、レシピ写真が縦長で表示されます。一方、クックパッドニュースでレシピを紹介する際には、その投稿写真の横の部分(中央付近)を切り取って使うため、縦長で撮った写真だと上下がトリミングされてしまうことも。

「真ん中に料理を盛り付けて撮ることが基本」とキッチンミノルさん。周りの小物(あしらい)は、あくまでサブ。せっかくいい写真を撮っても、どう表示されるかで自分がイメージしていたとおりにならないのはもったいないですよね。

「縦でも横でも対応できるように、なるべく真ん中に料理を置いて撮ってもらえると、紹介できる機会も増えます」というクックパッドスタッフのコメントも飛び出ました。投稿時のちょっとした意識が、レシピが広まるかどうかにつながるかもしれません!

参加者の写真を、その場で添削!

講座の後半は、参加者があらかじめ送ってくれていた写真をキッチンミノルさんがリアルタイムで添削するパートに。色温度の調整、レフ板の使い方、皿を少し回転させるだけで立体感が変わること、夜に室内照明だけで撮る場合のライトの動かし方まで、一人ひとりの写真に合わせた具体的なアドバイスが続きました。

「ちょっとの変化で、すごく変わる」——講座を通じて何度も出てきたこの言葉が、一番の学びだったかもしれません。

写真撮影の際は光を意識すること

テーマを一つ決めること、光がどこから来ているかを意識すること、投稿する媒体の表示に合わせた構図を考えること。シンプルだけど、知っているかどうかで写真がぐっと変わるポイントが詰まった講座でした。

参加してくださったアンバサダーのみなさん、キッチンミノルさん、素敵な時間をありがとうございました!

提供元

プロフィール画像

クックパッドニュース

日本No.1のレシピサイト「クックパッド」のオウンドメディアであるクックパッドニュースでは、毎日の料理にワクワクできるような情報を発信しています。人気レシピの紹介や、定番メニューのアレンジ、意外と知らない料理の裏ワザをお届けしています。