義母はいつも家をきれいに整え、遊びに行くたびに手料理でもてなしてくれる憧れの存在でした。その日も義実家で楽しい時間を過ごしていたのですが、娘のおむつ替えで奥の部屋を借りたとき、思いがけないものが目に入ったのです。そこで知ってしまった事実に、私は思わず固まってしまいました……。
義実家で知ってしまった事実
義母の家に遊びに行ったとき、思わぬ一面を知ってしまいました。義母はいつも上品で、家の中もきれいに整えている人です。料理も得意で、遊びに行くたびに「よかったら食べてね」と手作りのお菓子や食事を用意してくれました。私はそんな義母を、すごいなと憧れの気持ちで見ていました。
その日も、義母が用意してくれたお菓子をいただきながら、楽しい時間を過ごしていました。しばらくして娘のおむつを替えることになり、義母に案内された奥の客間を借りることに。
おむつ替えを終えて立ち上がったとき、部屋の隅にあるクローゼットの扉が少し開いていることに気づきました。中には段ボールがいくつも積まれていて、その隙間から、有名店のお惣菜の空きパックや冷凍食品の袋のようなものが見えたのです。
それを見た瞬間、私は思わず固まりました。これまで義母が「手作りよ」と出してくれていた料理の中には、市販品をきれいに盛り付け直したものもあったのかもしれない。そう思うと、少し驚いてしまいました。
とはいえ、義母が私たちをもてなそうとしてくれていたことに変わりはありません。私は何も見なかったことにして、静かに扉を閉めました。
完璧に見える義母にも、人には見せたくない部分や、少し無理をしているところがあるのかもしれません。それ以来、義母の料理をいただくときも深く考えすぎず、「用意してくれてありがたい」と受け止めるようになりました。人をもてなす形はそれぞれで、見えている部分だけですべてを決めつけないことも大切なのだと感じた出来事です。
著者:永田富江/30代女性/4歳の女の子を育てている母親、会社員。趣味はショッピングすることです。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

