心臓病の原因となる可能性の高い食べもの
それでは、摂りすぎることで心臓病の原因となる可能性が高い食べ物について解説していきます。
加工された赤肉(ハム、ソーセージ、ベーコン)(特に高脂肪の部位)
加工肉製品(ハム、ソーセージ、ベーコン)は飽和脂肪酸とナトリウムが多く含まれているため、これらを多量に摂取することは、コレステロール値の上昇や高血圧のリスクを高める可能性があります。
トランス脂肪を含む食品(マーガリン、ショートニング)
マーガリン、ショートニング、一部の揚げ物やパッケージされたスナック食品に含まれるトランス脂肪は、悪玉コレステロール(LDL)を増加させるとともに、善玉コレステロール(HDL)を減少させることが知られており、心臓病のリスクを増加させます。
高コレステロール食品(卵黄、高脂肪乳製品、内臓肉)
動物性脂肪が多い食品(卵黄、高脂肪の乳製品、内臓肉)はコレステロール含有量が多いため、これらの食品の過剰な摂取は血中コレステロール値を上昇させ、心臓病のリスクを高める可能性があります。
「心臓病の原因」についてよくある質問
ここまで心臓病の原因を紹介しました。ここでは「心臓病の原因」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
ストレスが原因で心臓病を発症することはありますか?
藤井 弘敦 医師
ストレスは心臓病のリスクとなる可能性があります。ストレス時には、体はアドレナリンなどのホルモンを放出し、心拍数と血圧を一時的に上げます。そして、長期間にわたるストレスは、心臓病の原因でもある高血圧の発症につながる可能性があります。
また、ストレスが多いと、不健康な食事、運動不足、過度のアルコール摂取や喫煙など、心臓に悪影響を及ぼす生活習慣につながります。
心臓に負担をかける生活習慣はありますか?
藤井 弘敦 医師
不健康な食事や運動不足、喫煙、過度のアルコール摂取・ストレス、睡眠不足といった生活習慣は、心臓に負担をかける可能性があります。健康的な食事、定期的な運動、禁煙、適度なアルコール摂取、ストレス管理、そして十分な睡眠を心がけることで、心臓病のリスクを減らすことができます。
心臓病を発症しやすい人の特徴を教えてください。
藤井 弘敦 医師
高齢や男性、心臓病の家族歴がある方、喫煙、高血圧、高血圧、高LDLコレステロール、肥満、不規則な食生活や運動不足、ストレス過多、さらに過度の飲酒をしている方は心臓病を発症しやすいと考えられます。

