
器用なのに「人付き合いは不器用な紀陽さん」と、「女子力全開の吉峰さん」の温度差がおもしろい漫画が今、反響を呼んでいる。『隣の紀陽さん』は、なんでもできちゃう真面目で器用な主人公を中心に描かれた漫画だ。ある日、空気のような存在の紀陽さんが「そんなんで、DIYって言ってんじゃねぇよ!」と小さくディスっているのを耳にしたところから物語はスタートする。今回は、作者のみこまる(@micomalu)さんに本作の見どころと制作秘話を聞いた。



■「手先は器用、人生不器用」から生まれた主人公
紀陽さんが静かで淡々とし、空気のような存在でいるようになったのには理由があった。学生時代から面倒なこと、理不尽なことも頼られれば引き受けてきた、生真面目で「器用貧乏」といわれるタイプだ。
みこまるさんは、創作漫画にチャレンジしようと考えたとき、自身の得意なDIYをテーマにした作品なら描けるかもしれないと思い立ったという。「もともと『手先は器用、人生不器用』というキャッチコピーのようなものを思いついていまして、今回のテーマにぴったりだからこれをキャラクターにしてみよう!と思いました」。そうして生まれたのが、主人公の紀陽さんだ。
■正反対な「陽キャ」との交わりがもたらす変化
隣の席の吉峰さん(沙織ちゃん)は、いわゆる「陽キャ」気質の持ち主。正反対に見える2人の相性について、みこまるさんはこう分析する。「紀陽さんは自分の世界を守る人、沙織ちゃんは人の世界に入っていく人。紀陽さんはやや警戒しながらになりますが、誰かと心許して語らいたいとも心のどこかでは思っていると思うのです。きっとよいコンビになるのではないかなと思います」
大人になってから友人を作るのは難しい。みこまるさんは本作を通じて、「職場、地域、コミュニティ…そういうつながりがなくても一緒にいて心地よいと思える友人は稀有な存在だと思います。でも、もしかしたら、すぐ近くのあの人が、実は心通じる相手かもしれません」と読者へメッセージを送る。
■気になる今後の展開と作者の現在
本作の続きについて、具体的な時期は未定ながら構想は練られているという。「また一緒にDIYにチャレンジしたり、旅をしたり、夢の国に行ったり、時にはぶつかったり、恋をしたりと妄想は膨らんでいます」と、今後の展開への期待をのぞかせる。
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