力になると約束
私たちは、夫と調べたカウンセラーの連絡先、そして自治体が行っているモラハラなどの相談窓口の連絡先を強調して伝えました。
「さとみさん、どうか勇気を出して。なおやも専門家の意見を聞くべきだと言っているの。りょうたから離れて、身の安全を確保して気持ちを立て直そう。離婚も弁護士を紹介できるから、前向きに考えてみてほしい」
彼女は涙を流しながら、何度も頷きました。
「お義姉さん…りょうたの家族なのに離婚だなんて…。でも、ありがとうございます」
「いいの。あなたとりょうたが離婚をしたって、私はさとみさんの味方だよ」
そのとき、さとみさんの目に、わずかながらも「生きたい」という意志の光が戻ったように見えました。わたしは彼女を抱きしめ、必ず力になると約束しました。
あとがき:弟のDVに立ち向かう姉
夫のなおやさんの冷静な分析と支えは、極限状態のみちるさんにとってどれほど心強かったでしょうか。精神的な暴力も犯罪になり得るDVだと明確に指摘し、家族の枠を超えて行動する姿勢は、被害者をサポートする上で最も重要です。
さとみさんの震える手で資料を受け取り、目に「生きたい」という光が戻った瞬間は、読者としても涙が出るほど安堵しました。ここから彼女の回復と、みちるさんの「姉としての闘い」が本格化します。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

