6歳の娘と一緒にバスに乗っていたときのこと。ちょうど夕方のラッシュの時間帯に重なってしまい、バスはノロノロ運転を強いられる状況でした。赤信号にもたびたび引っかかり、乗客の中には「まだかよ」とイライラした様子で声を漏らす人も出てきたとき……。
ピリつく車内で…運転手が予想外の言動を
険悪なムードの中、運転手さんが車内アナウンスでこう言いました。「この時間帯ですので、ご了承いただけますと幸いです。安全運転に努めさせていただきます。……それから、右手側をご覧ください。きれいな夕日ですね」そのひと言に、ふっと心が和らぎ、やさしい気持ちになりました。隣を見ると、娘も景色を見て笑顔になっていました。
本来なら運転している方こそイライラしてしまってもおかしくない状況のはずなのに、謝りつつも安全運転を大切にしている姿勢に、信頼できるバス会社だなと感じました。美しい夕日も見られて、なんだか得したような気分になれた、そんな車内のひとときでした。
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ピリピリした空気が誰かのさりげないやさしさや気遣いによって、大きく変わったりしますよね。ストレスの多い現代だからこそ、「ほんのひと言」の力や、心のゆとりを大切にしたいですね。
著者:田中しほ/40代 女性・主婦。2児の母。梅干しが大好きで、今年は自分で作ってみることに。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

