「夕方になると足がむくむ」「ふくらはぎがよくつる」「足の痛みが出る」など、日常生活で感じる足の不快感。これらの症状は、もしかすると「下肢静脈瘤」が原因かもしれません。そこで今回は、下肢静脈瘤の主な3つの症状について「まつもとデイクリニック」の松本先生に解説していただきました。

監修医師:
松本 康久(まつもとデイクリニック)
高知医科大学(現・高知大学医学部)卒業。その後、高知大学医学部附属病院第二外科入局、愛媛・茨城・千葉・鹿児島の関連病院勤務。2006年、高知県高知市に「まつもとデイクリニック」を開院。日本外科学会、日本血管外科学会、日本静脈学会、 日本脈管学会、日本消化器内視鏡学会、日本内視鏡外科学会の各会員。
編集部
下肢静脈瘤になると、どのような症状がでるのでしょうか?
松本先生
初期のうちは症状がなく、全く気づくことのないまま進行していきます。しばらくすると、「足のだるさ」「むくみ」「痛み」の3つの代表的な症状が表れます。さらに進行すると、皮膚の硬化や色素沈着、さらには皮膚潰瘍ができることもあります。ほとんどの場合、こぶ自体も徐々に大きくなっていきます。
編集部
見た目も変わっていくということですか?
松本先生
そのとおりです。ひとたびできたこぶは自然に治ることはなく、最初は糸とかそうめんくらい細く浮き出ていたこぶが、進行するとうどんくらいの太さになり、血管自体も曲がりくねってきます。最初はよく観察しないとわからなかった膨らみが、この頃になるとパッと見ただけでもすぐにわかるようになってしまいます。そのため、早期に発見して、できるだけ早く治療することが大事です。
編集部
下肢静脈瘤を早期発見するためには、どうしたらいいのでしょうか?
松本先生
気になる症状があれば、すぐに専門の医療機関を受診することが大事です。例えば、当院では「下肢静脈瘤のセルフチェック」を作成し、早期発見に努めています。具体的なチェック項目は、以下のとおりです。■見た目のチェック
足を見たときの違和感
青い血管が網目のような状態で浮き出る
血管が瘤のようにモコモコと浮き出ている
血管の色が赤色や紫色になり目立つようになった
■症状のチェック
足の不快感
足がだるい・疲れやすい
足が重い・痛い
足がむくむ
足がかゆい・ほてる
足がつる・夜中にこむら返りを起こす
生理中に足の痛みが強くなる
■皮膚のチェック
皮膚の症状(かゆみやむくみなど)がある
足に茶色や黒のシミができた
足の皮膚がカサカサ、ボロボロになっている
足の湿疹がなかなか治らない
足の皮膚に黒ずみがあり、硬くなってきている
足に傷や潰瘍ができ、治りにくい
※この記事はメディカルドックにて<「下肢静脈瘤」の3つの主な症状はご存じですか? なりやすい人の特徴・チェックリストも医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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