
仲野太賀が主演を務める大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。第24回「軍師官兵衛!」の放送を終え、小寺(黒田)官兵衛を演じる倉悠貴からコメントが到着。天才軍師・官兵衛を演じるにあたっての役作りや、主演の仲野とのエピソード、竹中半兵衛(菅田将暉)との対比について語った。
■大河ドラマ「豊臣兄弟!」とは…
八津弘幸が脚本を務める本作は、天下一の補佐役とも称される豊臣秀長(仲野)を主人公に、強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣秀吉・秀長兄弟の奇跡をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメントドラマ。
仲野演じる豊臣秀長の兄・豊臣秀吉を演じるのは池松壮亮。登場時の名は藤吉郎(のちの豊臣秀吉)で、小一郎(のちの豊臣秀長/仲野)の3歳年上。尾張中村の貧しい農家で生まれ育ったが、主君である戦国武将・織田信長の下でメキメキと頭角を現し、ついには天下統一を果たすという役どころだ。
■「半兵衛亡きあとの官兵衛の変化も楽しみに見てほしい」
――官兵衛を演じるにあたり意識されたことは?
官兵衛はとても人気がある人物です。大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年放送)では主人公として描かれたこともありますから、やはり最初は不安がありました。これまで官兵衛が描かれた作品をいくつか拝見しましたが、そのイメージにそのまま乗っかるのは違うなと感じていて。今作では官兵衛の若いころから描かれることもあり、一般的に知られる冷静沈着で静かに闘志を燃やす姿とは少し違い、わりとアグレッシブに動く人物になっていたからです。野心を持つ人物でもあるので、策を語る場面では、人を見下しているわけではないのですが、ふと笑みがこぼれてしまうような瞬間を、シーンによっては意識的に入れています。
――仲野太賀さん演じる秀長についてはいかがですか?
秀長と官兵衛の関係性はこれからさらに面白くなっていくと思います。血を流すことを避けたい秀長に対して、官兵衛は多少の血は流れても仕方ないと考えている。アプローチは全く違いますが、目標は一緒なので協力しあえる関係だと感じています。
僕は今作が久しぶりの時代劇でしたが、官兵衛はとてもセリフが多いうえ、時代劇の言葉になかなか口がなじまず、よくかんでしまって…。そんなとき太賀さんが来てくださって 「みんな最初はそうだったし、時間はかかるだろうけど気にしなくていいよ」と声をかけていただいたんです。とても安心しましたが、同時に不甲斐なく、悔しくもありました。仲野さんは、役への情熱はもちろん、作品作りに対する姿勢もクレバーで、とても尊敬しています。食らいつくのに必死な毎日ですが、刺激的で本当に楽しいです。
――竹中半兵衛との対比についての思いをお聞かせください。
半兵衛(菅田将暉)との違いは、しっかり見せたいと思いました。官兵衛は半兵衛に対して強いライバル意識を抱いていましたし、野心のある若者でもあるので、その対比は大事にしたいなと。淡々としている半兵衛との違いを出すために、例えば自分の策を話しているときは、「自分はこういうことを考えているんだ、すごいでしょ」といった、どこか子どもが年上の人に自慢するようなイメージを持ちながら演じていました。ある意味、自分のことだけを考えている人なんだと思います(笑)。ただ第24回「軍師官兵衛!」(6/21放送)で、「どうか今一度、私をお仲間にしてくださりませ!」と秀吉たちに訴えるセリフにもあるように、少しずつ素直になっていく過程は魅力的だと思いました。そんな少年漫画的な展開も、「豊臣兄弟!」の大きな魅力の一つだと感じていますし、半兵衛亡きあとの官兵衛の変化も楽しみに見ていただけるとうれしいです。



