
吉岡里帆が主演を務める、2027年1月スタートのドラマ10「デンジャラス」(全10話、NHK総合)の新たな出演者が発表され、上白石萌歌、宇野祥平、片岡凜、井上祐貴、芋生悠、菅原大吉の出演が決定した。
■文豪・谷崎潤一郎と女たちの愛憎渦巻くエンターテインメント
本作は、作家・桐野夏生が文豪・谷崎潤一郎に挑んだ同名小説が原作。谷崎を取り巻く女性たちの“こじらせた自我”を赤裸々に暴き出す原作の世界を、ドラマ10「燕は戻ってこない」(2024年)を手掛けた長田育恵が脚色し、現代的なエンターテインメントとして描き出す。
物語の舞台は昭和初期。谷崎(オダギリ)の代表作「細雪」の主人公のモデルとなった重子(吉岡)と、その姉で谷崎の妻となる松子(中村)が、官能的な小説を書く“危険な男”である谷崎と出会うところから始まる。愛した女性をモデルに小説を書く癖があり、次々と新しい女性を求める谷崎に、女性たちの人生が支配されていく愛と欲望の物語だ。
今回発表された新キャスト陣は、谷崎家に新たな風をもたらす登場人物たち。上白石萌歌は、聡明でハッキリとした物言いで谷崎に面白がられ、次第に深い関係性となっていく若き嫁・千萬子を演じる。宇野祥平は重子の夫で、元華族でありながらある隠し事を持つ田邊弘役を務める。
さらに、松子と重子の妹で奔放な恋多き女性・信子役に片岡凜 、松子の前夫との息子で千萬子と結婚する清一役に井上祐貴 、清一の妹で芯のある女性・美恵子役に芋生悠 、田邊の兄で貴族院議員の松平康秋役に菅原大吉が決定した。
■実力派の追加脚本家陣 そして世界的な作曲家・三宅純が音楽を手掛ける
メインライターを務める長田育恵に加え、新たな脚本家として米内山陽子、高羽彩、松本優紀の3人が参加することも明らかになった。米内山は2025年放送の夜ドラ「ひらやすみ」で第52回放送文化基金賞ドラマ部門最優秀賞を受賞 、高羽は「東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-」(2024年)で第14回衛星放送協会オリジナル番組アワードドラマ部門最優秀賞を受賞した実績を持つ。松本はデビュー作「ぼくたちん家」(日本テレビ系、2025年)で第63回ギャラクシー賞奨励賞を受賞しており、NHKのドラマ脚本は今回が初参加となる。
また、ドラマに彩りを添える音楽は、世界的な作曲家として映画や舞台など多岐にわたり活躍する三宅純が手掛けることが発表された。
■「デンジャラス」あらすじ
大阪・船場の資産家令嬢、重子(吉岡里帆)と松子(中村ゆり)は、まるで月と太陽のように対照的な姉妹。明るく華やかな松子に対し、重子は楚々そそとして控えめ。だが、重子は気づいていた。自らの心の内に、怪物のような自分がいることを。
昭和2年。重子と松子は、ある男と出会う。それは官能的な小説を書く“危険な男”、谷崎潤一郎(オダギリジョー)であった。ダンスホールで谷崎と踊ることになる姉妹。そこで、重子は確信してしまう。「この世でただ一人、この人だけは、本当の私を見抜いてくれる」と―。

