「スマホ見ながら食事」はNG? “自律神経”の症状を防ぐ3つの対策【医師監修】

「スマホ見ながら食事」はNG? “自律神経”の症状を防ぐ3つの対策【医師監修】

自律神経失調症の回復を助ける食べ物がある一方、症状を悪化させる可能性のある食べ物や食習慣も存在します。カフェインやアルコール、過剰な糖分は自律神経に影響を与えることがあり、摂り方には注意が必要です。また、食事を抜いたり夜遅く食べたりする不規則な習慣も、体内時計を乱す要因となります。何を食べるかだけでなく、「どのように食べるか」という視点も大切です。

公受 裕樹

監修医師:
公受 裕樹(医師)

【経歴】
金沢大学医学部卒業
精神科単科病院を経て、現在都内クリニック勤務
精神保健指定医、産業医
【免許・資格】
精神保健指定医、産業医

自律神経失調症に避けたい食べ物と食生活の注意点

自律神経失調症の回復を助ける食べ物がある一方で、症状を悪化させる可能性のある食べ物や食生活のパターンも存在します。何を避けるべきかを知ることも、食べ物のアプローチの重要な側面です。

カフェイン・アルコール・過剰な糖分が自律神経に与える影響

カフェインは交感神経を直接刺激する作用があり、過剰に摂取すると神経系を過緊張状態にし、動悸や不安感、不眠を悪化させることがあります。コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクの摂取量や時間に注意が必要です。アルコールは一時的にリラックス感をもたらしますが、分解される過程で交感神経を刺激し、睡眠の質を著しく低下させることが知られています。また、砂糖や精製された炭水化物(白米、白いパン、麺類)の過剰な摂取は、血糖値の急激な上昇と下降(血糖値スパイク)を引き起こします。この血糖値の乱高下は、身体にとって大きなストレスとなり、自律神経のバランスを乱す要因となります。甘い清涼飲料水や菓子類は控えめにし、食事の際は野菜から食べる(ベジファースト)などの工夫が有効です。

食べ方・食事のリズムも自律神経に影響する

何を食べるかと同様に、「どのように食べるか」という食事のリズムや習慣も自律神経に大きく影響します。食事を抜く、ドカ食いする、夜遅くに食事をするといった不規則な食生活は、体内時計を乱し、消化器系に負担をかけ、自律神経の調節機能を混乱させます。できるだけ毎日同じ時間に3食を摂り、特に朝食を抜かないことが重要です。また、食事はリラックスした状態で、ゆっくりとよく噛んで食べましょう。よく噛むことで副交感神経が優位になり、消化吸収が助けられます。スマートフォンやテレビを見ながらの「ながら食い」は、交感神経を刺激し消化に悪影響を与えるため、食事そのものに集中する時間を大切にすることが勧められます。

まとめ

自律神経失調症は、身体・心・生活習慣が複雑に絡み合った状態です。サインを早期に気づき、改善へのアプローチとして生活習慣の改善やストレスケア・医療機関のサポートを組み合わせ、食べ物の面からも整えていくことが回復への道となります。「おかしいな」と感じたら抱え込まず、まずは心療内科や内科への相談を検討してみてください。

参考文献

厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト 「自律神経失調症」

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」

厚生労働省 e-ヘルスネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」

配信元: Medical DOC

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