6月に入り、気温が高い日も増えてきました。洗濯日和といいたいところですが、6月といえば梅雨の季節でもあります。
雨が多く、洗濯をしても外干しできない日が多いでしょう。
そんな時に役に立つのが洗濯機の乾燥機能ですが、普通に室内干しで乾かした場合と比較して、『ふんわり感』は変わるのでしょうか。
柔軟剤を使わず、乾燥機を使用したケースと使わないケースを比較してみました。
乾燥機の時間による仕上がりの違い
試験に用いたのは評価用として購入したばかりのバスタオル3枚です。
これに重量合わせのためのタオルを加えて1.5kgにし、全自動洗濯機に液体洗剤10gとともに投入して、水温30℃、29ℓの水で洗浄12分、すすぎ2回、脱水5分の自動モードで洗濯。
その後、①室内干し、②30分乾燥後、室内干し、③60分乾燥後、室内干し、④乾燥機のみでフル乾燥、の4つの方法で乾かし、バスタオル3枚分のかさ高と、仕上がりの状態を比較しました。
結果はこのようになっています。
| 高さ | 増加率 (洗濯前比) |
増加率 (室内乾燥比) |
|
|---|---|---|---|
| 洗濯前 | 17.23cm | 100% | - |
| ①室内干しのみ | 19.3cm | 112% | 100% |
| ②30分乾燥・室内干し | 23.6cm | 137% | 122.3% |
| ③60分乾燥・室内干し | 23.2cm | 134.6% | 120.2% |
| ④乾燥機のみでフル乾燥 | 24.3cm | 141% | 125.9% |
①~④のかさ高は上記の通り。かさ高が最も低かったのは①室内干し19.3cm。最も高かった④乾燥機のみの24.3cmとは5cmの差がありました。
写真左=室内干し 写真右=乾燥機のみ
①の高さを100%としてそれぞれ比較してみると、②は121.9%、③は120%、④は125.7%。
※検証:エフシージー総合研究所
乾燥機で乾かした時間が30分でも、ほぼフル乾燥に近い20%程度かさ高が増しており、乾燥機を使わない室内干しよりも乾燥機を使用したほうがふっくらと仕上がることが分かりました。
写真左=室内干し 写真右=30分乾燥
またパイルの状態を拡大した画像で確認すると、①は波打って倒れたパイルの間から織り生地の下地が露わになっているのに対し、④は一つひとつのパイルが膨らんで下地が見えなくなっています。
②③は、④に比べるとパイルにわずかにうねりが見られますが、概ねふっくらとしていて④に近い状態であることが分かりました。
撮影:エフシージー総合研究所
そもそも外干ししたほうが洗濯物の肌触りがいいと感じるのは、屋外の風にさらされて脱水で寝てしまったパイルがほぐれ、ふっくらと立ち上がるから。
つまり室内干しでも、最初に乾燥機を使って風にあたる状態を再現すれば、外干しした時と同じような仕上がり感が得られるのです。
乾燥機は30分がおすすめ!
フル乾燥させるのが理想的ですが、完全に乾くまでには時間がかかります。
乾燥機を使った②と③ではかさ高にほとんど差はなく、④と比べてもそん色ない程度までふっくらと仕上がるため、コストや時間を考慮するなら、ふだんの洗濯に乾燥機の30分乾燥をプラスするだけでも十分といえるでしょう。
また、乾くまでの時間が短くなることで、室内干し特有の嫌なニオイの予防にもつながり一石二鳥です。
梅雨の時期は、乾燥機を上手に利用して室内干しのストレスを軽減しましょう。
[文/エフシージー総合研究所 構成/grapeライフハック編集部]

