佐藤アイさんは、夫と2歳の息子・レン君、義母の4人暮らし。初めての子育てに奮闘しながら、レン君を育てています。
2歳のレン君は、些細なことで癇癪を起こして泣きわめく「イヤイヤ期」の真っただ中。アイさんは叱りつけず、なるべく穏やかに向き合う育児を心がけていました。
ある日、義母が買ってきた襟付きの洋服をレン君が嫌がって大泣き。アイさんは無理に着せようとせず義母に謝りますが、「甘やかしすぎじゃない?」と言われてしまいます。義母は、アイさんの教育方針に不安を感じているようですが……。
義母の言葉に揺らぐ、私の子育て











義母が言うには……。



「レン君が、泣けば解決すると覚えてしまったらどうしよう……」「アイさんの子育てはやさしすぎて、心配になっちゃう」など、義母はこれまで口にしてこなかったアイさんの育児について指摘してきました。
義母にこれまでの育児を否定されたように感じ、ショックを受けるアイさん。レン君を厳しく叱らないのは、決して甘やかしているからではなく、人前では感情的に怒らないようにしていただけで……。しかし義母には、アイさんの一連の言動がすべて「甘やかし」に見えていたのです。
義母は、かつてマコトさんとその妹を厳しく育ててきたそう。好き嫌いをさせないことや食事のマナー、一般常識に至るまで、しっかり教え込むことが「親の愛情」だと話すのでした。
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子どもの気持ちに寄り添うことと、何でも許してしまうことは同じではありません。泣いたり怒ったりしている子どもを頭ごなしに叱るのではなく、まずは気持ちを受け止めることも大切な関わり方のひとつです。
一方で、危ないことや人を傷つけること、守るべきルールについては、子どもにわかる言葉で繰り返し伝えていく必要があります。しつけとは、親の思い通りに子どもを従わせることではなく、子どもが少しずつ社会の中で適応して生きていく力を身につけていくためのサポート。
育児の考え方は時代とともに変化しますし、子どもの発達段階やその場の状況によっても対応は異なるため、何が正解ということはありません。ただ、2歳のお子さんに対して、気持ちに寄り添いながら少しずつしつけをしていくことは、お子さんの成長を支える大切な関わりになっていると思います。
子育てに迷う場面もあるかと思いますが、わが子の気持ちを受け止めながら、その子のペースに合わせて関わっていきたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 桃津もっち 監修者:臨床心理士 日本女子大学 人間社会学部 心理学科 教授(臨床心理士・公認心理師) 塩﨑 尚美

