バイト先で出会ったヤマトさんとレイナさん。結婚後も同じ職場で働きながら、会社の寮で暮らしていました。
その後、長男のリウくんを出産。マイホームを購入するために、レイナさんは産後2カ月で職場復帰を果たします。夫婦で勤務時間をずらしながら交代でリウくんのお世話をしていました。
職場では「良いパパ」と評判のヤマトさんですが、育児はしてくれるものの家の中はぐちゃぐちゃ……。「自分のおかげで妻がラクできている」と思い込んでいるヤマトさんの態度に、レイナさんはモヤモヤを募らせていきます。
さらに、妊娠・出産を経て、自分の中の「女」がすべて「母」になっていく感覚に戸惑っていたレイナさん。夫を「男」として見られなくなり、さらに「女」として触れられることに拒絶反応が出てしまうようになりました。
そんな悩みを正直に打ち明けたものの、ヤマトさんはショックを受け、拒絶されたと誤解。夫婦の間に大きな溝が生じてしまいました。
深い話し合いができないまま迎えた翌日、ヤマトさんはなぜか笑顔を見せ、それからは「息抜き」と称して度々スロットに出かけるようになりました。
それが日常となっていくものの、レイナさんは家庭の平和を守るために黙認し続けます。そこには、「自分だって息抜きしたいけれど、これ以上揉めるのは避けたい」という強い思いがありました。
しかしある日の夜、ストレスが溜まった2人は些細なことがきっかけでお互いに対する不満が爆発! ヤマトさんは「産後のイライラはいつ治るの?」と暴言を連発し、挙げ句の果てには「このままでは浮気するかも」と、まさかの脅し発言まで飛び出しました。
心身ともに限界を迎えていたレイナさんは——。
夫から放たれた、一番傷つく言葉


















ケンカの最中、レイナさんの過去のトラウマに触れ「絶対虐待すんなよ」と言い放ったヤマトさん。一番の理解者だと思っていたヤマトさんからの残酷な言葉に、レイナさんは激しいショックを受けます。
翌日、ヤマトさんはお菓子や賄いで不器用な謝罪をして、二人は形だけの仲直りを果たします。しかし、言葉の傷はあまりにも深く、レイナさんは「夫の顔を見なければ笑っていられる」と心を閉ざすのでした。
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虐待を受けた人は自分の子どもにも虐待する……というイメージを持つ方もいます。しかし、虐待されて育ったからといって、必ずしも自分も虐待してしまうわけではありません。
だからこそ、最も身近な存在であるパートナーや周囲の人から「同じことをするのではないか」と疑われたり、決めつけられたりすることは、当事者の心を深く傷つける行為となります。こうした偏見や心ない言葉は、育児に奮闘する親を孤立させ、精神的に追い詰める原因にもなりかねません。
日々の育児の中で不安を感じたり、つらい気持ちになったりしたときは、決してひとりで抱え込まず、いつでも以下の専門窓口を頼ってください。
【子育て・育児の相談窓口】
▶︎児童相談所相談専用ダイヤル
電話番号:0120-189-783(いちはやく・おなやみを)
※通話料無料。育児、里親、ヤングケアラーなど、子どもの福祉に関するさまざまな相談ができます。
▶︎お住まいの市区町村の窓口
地域の保健センターや、こども家庭センターなどでも、妊娠・出産・子育てに関する相談ができます。名称や連絡先は自治体によって異なるため、最新情報はお住まいの市区町村のホームページなどでご確認ください。
著者:マンガ家・イラストレーター Reina

