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『脂肪肝』の進行は“あの原因”?見逃しがちな3つの初期症状【医師監修】

『脂肪肝』の進行は“あの原因”?見逃しがちな3つの初期症状【医師監修】

脂肪肝は初期段階では自覚症状がほとんどなく、健康診断で初めて指摘される方も少なくありません。日々の食習慣を振り返り、無理のない範囲で改善することが、肝臓の健康を守る第一歩になります。チェックポイントの確認から、医療機関への相談が必要なサインまで、焦らず着実に取り組むための行動指針をご紹介します。

中路 幸之助

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

脂肪肝が心配な方・フルーツ摂取を見直したい方への行動指針

果糖や脂肪肝について知識を深めたうえで重要になるのが、「実際にどのように行動を変えていくか」という視点です。脂肪肝は生活習慣との関連が深いとされており、日々の食事や飲み物の選択を見直すことで、改善や予防につながる可能性があります。まずは現状の食習慣を客観的に振り返り、無理のない範囲で調整していくことが大切です。必要に応じて専門家の力を借りながら、継続できる形で取り組んでいきましょう。

食習慣を見直すための具体的なチェックポイント

脂肪肝やフルーツの摂取量が気になる方は、まず日常の食習慣を振り返ることから始めましょう。以下のような点を確認してみてください。

・フルーツジュースや清涼飲料水を毎日飲んでいるか
・甘い加工食品(お菓子・菓子パンなど)を日常的に食べているか
・フルーツを1日200gを大きく超えて食べていないか
・夜遅い時間帯に甘いものをまとめて食べる習慣があるか
・定期的な血液検査を受けていない時期が続いていないか

これらの項目は、いずれも知らないうちに果糖や糖質の摂取量を増やしてしまいやすいポイントです。とくに飲み物は満腹感を得にくいため、気づかないうちに摂取量が増えてしまう傾向があります。また、夜遅い時間帯の摂取はエネルギーとして消費されにくく、脂肪として蓄積されやすいと考えられています。

複数の項目に当てはまる場合でも、すべてを一度に改善しようとする必要はありません。例えば「ジュースを水やお茶に置き換える」「間食の回数を1日1回にする」など、取り組みやすいものから見直していくことが現実的です。小さな改善を積み重ねることが、長期的な変化につながります。

また、肝機能の値(AST・ALT・γ-GTPなど)が気になる方は、内科や消化器内科で血液検査を受けることで、現在の肝臓の状態を客観的に把握できます。数値として現状を確認することで、生活習慣の見直しに対する意識も高まりやすくなります。

医療機関への相談が必要なサインと受診の流れ

以下のような状況が続く場合は、専門的な評価を受けることを検討してください。

・健康診断で肝機能の数値(AST・ALT・γ-GTなど)に異常を指摘された
・右上腹部に違和感や重さを感じる
・疲れやすさが続いている
・体重増加や中性脂肪の上昇が見られる
・糖尿病や脂質異常症など、代謝に関わる疾患を抱えている

脂肪肝は初期の段階では自覚症状がほとんどないことも多く、健康診断で初めて指摘されるケースも少なくありません。そのため、数値の異常を軽視せず、早めに医療機関で評価を受けることが重要です。

受診の際は、内科や糖尿病内科、代謝内科などに相談するのが一般的な流れです。問診では、1日の食事内容や飲み物の種類・量をできるだけ具体的に伝えることで、より精度の高い評価につながります。可能であれば、数日分の食事内容をメモしておくと役立ちます。

検査としては、血液検査に加えて腹部超音波検査が行われることが多く、脂肪肝の有無や程度を確認することが可能です。場合によっては、生活習慣の改善に加えて、医師の判断のもとで継続的なフォローが行われます。

また、必要に応じて管理栄養士による食事指導を受けることで、具体的かつ実践しやすい改善方法を知ることができます。自己判断だけで対応するのが難しい場合には、専門家のサポートを取り入れることが、無理のない改善につながります。

まとめ

フルーツに含まれる果糖は、摂り方や量を意識することで健康に役立てられる栄養素です。脂肪肝リスクを避けるには、加工食品由来の果糖を控え、フルーツは丸ごと適量を食べることが基本です。食べる時間帯を意識し、罪悪感を抱かずに食事全体のバランスを整えることが、長続きする健康習慣の土台になります。気になる症状や検査値がある方は、内科や専門の外来で早めにご相談ください。

参考文献

厚生労働省「健康日本21(第三次)の概要」

農林水産省「果物と健康」

農林水産省「食事バランスガイドについて」

日本肝臓学会「NAFLD/NASH診療ガイドライン2020」

配信元: Medical DOC

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