
韓国の俳優イ・ジュニョンが主演を務めるドラマ「新入社員カン会長」の第4話が、6月8日にLeminoで配信された。青年ファン・ジュニョンの体に憑依した財閥グループ会長カン・ヨンホが、ビジネス戦略だけでなく女性のエスコートにおいても抜群のセンスを発揮する姿に、視聴者はくぎ付け。韓国でも、回を追うごとに視聴率が上昇中だ。(以下、ネタバレを含みます)
■“毒をもって毒を制す”で双子を罠に
「新入社員カン会長」は、大ヒットドラマ「財閥家の末息子~Reborn Rich~」(2022年)の原作者・サンギョン氏による同名ウェブ小説をベースにしたオフィスファンタジー。“ビジネスの神”と称される大手財閥グループの会長が事故に遭い、“魂の入れ替わり”によって2度目の人生を生きる物語だ。
チェソングループの会長カン・ヨンホ(ソン・ヒョンジュ)は、青年ファン・ジュニョン(イ・ジュニョン)と事故で衝突。その衝撃で、魂がジュニョンの体に憑依してしまう。
ヨンホの体は、病室のベッドで昏睡状態に陥ったまま。その隙に父・ヨンホから会社の主導権をもぎ取ろうとする双子の息子カン・ジェソン(チン・グ)と娘カン・ジェギョン(チョン・ヘジン)の醜い姿に失望したヨンホは、2人にはグループの経営権を渡さないと決心。自ら会社を守るため、ジュニョンの体のままチェソンに入社する。
資材2チームのインターンとして働き始めたジュニョンだが、その頭の中に詰まっているのは百戦錬磨の財閥会長・ヨンホが長年かけて蓄積してきた経営データとビジネススキル。ジェソンとジェギョンを失脚させるため、その知識を使って胸のすく快進撃を続けている。第4話の戦略は、“毒をもって毒を制す”。ジェソンとジェギョンを争わせ、結果的に共倒れさせるべく、ジュニョンがまずジェギョンに近づく展開が描かれた。
■「僕はカン会長の隠し子です」
第3話に続き4話も、“ビジネスの神”ヨンホがさえわたる手腕で会社の状況を思い通りにコントロールしていく展開がスカッと爽快に描かれた。
直属の上司・パク部長(イ・ソンウク)に対しては「僕はカン会長の隠し子です」とうその告白をし、「父が絶賛した部長の手腕を見たいんです」とおだててがっちり心をつかみ、忠実な駒にすることに成功。
ジェソンが動かしている港湾事業に大きな打撃を与え、パク部長を使ってジェソンの裏金ルートを探る一方で、ジェギョンに対しては「あなたの名を売るチャンスをください」とすり寄り、新たな港湾事業のアイデアを実行に移すよう、けしかけた。

ハッタリも効かせながら大きな賭けを事もなげに成功させていくその手腕は、まさに“ビジネスの神”。「財閥家の末息子」にも通じるスピーディーかつ説得力あるビジネス描写に、視聴者から「めちゃめちゃ面白い!」「スカッとする展開がたまらない」「このスケール感とスピード感は『財閥家の末息子』以来。さすが同じ作家さんだけある」といった興奮の声が上がった。
■視聴者沸騰「スマートでカッコよすぎる」
その一方で、“中の人”ヨンホの情が垣間見える瞬間も…。娘であるカン・バングル(イ・ジュミョン)に「グラスがカラだぞ」とパワハラまがいの言動をする上司を飲み比べで潰したり、ジェギョンがバングルから取り上げた土地の権利書を取り返したりと、正体は伏せながらもさりげなくバングルを守るジュニョン。
バングルの母で最愛の妻チョ・ソニ(ユン・ユソン)の姿を目にした時の表情はまるで、片思いする青年のよう。夫婦の思い出のレストランにバングルを伴って現れ、一番高いディナーを注文すると自分は会計だけして席を外し、バングルとソニが母娘2人でゆっくり食事できるよう取り計らうなど、スマートなふるまいで大人の余裕を漂わせた。
仕事はもちろん女性のエスコートまでうまいヨンホに、視聴者からは「ふるまいがイケオジすぎる!」「会長が乗り移ったジュニョンくん、行動がスマートでカッコよすぎる。これはハマる!」といった声も寄せられた。
だが、まさかジュニョンの中身が自分の父親だとは夢にも思わないバングルは、そんな優しさに「ツンデレ男め! キュンとさせないでよ…」と、心を動かされ始めている様子。体はジュニョンでも心はヨンホ。バングルが恋に落ちる展開なら、ジュニョンに恋するバングル、そしてソニを思うジュニョンという危険過ぎる三角関係も予想され、ジュニョンを取り巻くロマンスにも一気に動きが出てきそうだ。
「新入社員カン会長」(全12話)は、毎週日・月曜に1話ずつ新エピソードをLeminoで配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

