
俳優の中井貴一が6月24日、都内で行われた「大東建託グループ ~ずっと価値ある土地にする。ずっと住みたいまちにする。〜新CM発表会」に、タレントの山之内すずとともに出席した。
■俳優の仕事は「ずっと挑戦」「歳を取っていけばいくほど大変」
13年間にわたり同グループのCMに出演し続けている中井は、事業が多岐に渡っている同グループにちなみ、自身が挑戦していきたいことを聞かれると「もうね、ずっと挑戦なんですよ」と前置きをし、「歳を取ったら楽になると思っていたんです。20代の頃、先輩の俳優さんは先に撮って先に帰るんですよ。“いいな”って思うじゃないですか。でも、僕たちの仕事っていうのは、歳を取っていけばいくほど大変になる仕事なんですよ。
肉体的にも衰えを実感しながら日々を過ごさなければならない仕事なので、そういう意味では若い頃よりも3倍も4倍も努力をしないと、今の若い世代と一緒に芝居ができなくなってくるので、歳を取れば取るほど挑戦をしていくとか、努力をしていくことをしないと難しい商売だと感じているので、今、頑張って挑戦しようと思っています」と力強く語った。
■「過去の遺産で飯を食わない」ポリシーも明かす
また、自身にとってずっと住み続けたい街の条件を聞かれると「旅行に行った際に、その場所に戻りたくなる一番の理由は“人”なんですよ。景色も“すてきだな”って思うんですけど、帰ってしばらくすると薄れてくるんですけど、人と出会ったことって結構忘れないんですよ」といい、「“あの人のところに帰りたい”と思ってしまうタイプなので、街でも場所とかを含めて大事ですけど、そこにいる人というのがすごく大事だなと思っていて、人とのつながりを持てる街だったりを、僕は最優先にしたいかなと思っています」と打ち明けた。
さらに、俳優業を続ける中で、ずっと大切にしていることを尋ねられた中井は「過去を振り返らないこと」と答え、「『中井さんの代表作って何だと思いますか?』って聞かれた時に、『自分の代表作はまだこれからだと思ってる』って言うんですよ。一切、過去のことに対しては何とも思わないです。それが俳優業だったり、僕たちみたいなフリーランスの仕事の宿命なのかもしれないですけど、過去の遺産で飯を食わないっていうのが僕のポリシーです。常に今の自分ができることをどうやってやっていくか。そして先を見ていく」としみじみと答えた。
そして、“理想の街”を漢字一文字にしたためたものを披露する企画も行われ、直筆で“和”と書いたパネルを披露した中井は「僕はこれに尽きると思います。それは平和だったりもそうだし、人と人との関係性だったりとか。人間ですから怒りっていうのは絶対にあるものだと思うんだけど、そういうことと戦争みたいないさかいは別ものだって思うと思うんですけど、僕は個人の怒りの延長線上にそれがあると常に思っていて、お互いが生活の中で和を持って生きるっていうことをしていけば、それの連鎖で平和に繋がっていくという気がしているので、僕はこれが必要かなという風に思います」と吐露した。
◆取材・文=風間直人


