「空腹時に気持ち悪いが食べると治る」症状で考えられる病気はご存知ですか?

「空腹時に気持ち悪いが食べると治る」症状で考えられる病気はご存知ですか?

空腹時気持ち悪いが食べると治る時、身体はどんなサインを発しているのでしょうか?Medical DOC監修医が考えられる病気を解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「空腹時に気持ち悪いが食べると治る」原因をご存知ですか?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

梅村 将成

監修医師:
梅村 将成(医師)

自治医科大学医学部卒業。その後市中病院で臨床経験をつみ、現在は市中の総合病院で外科専門医・腹部救急認定医として勤務。日本外科学会、日本消化器病学会、日本腹部救急医学会などに所属。
消化器外科・総合診療医として、がん治療(手術・抗がん剤・緩和治療)を中心に、幅広く内科疾患・救急疾患を診療。小児から高齢者まで、健康に悩みを抱えるすべての患者さんが納得した医療を受けられるよう、専門医と総合医の視点をもって日夜診療に努めている。

「空腹時に気持ち悪いが食べると治る」症状が特徴的な病気・疾患

ここではMedical DOC監修医が、「空腹時に気持ち悪いが食べると治る」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

糖尿病

糖尿病とは、血糖値が慢性的に高くなる病気のことです。カロリーの多い食生活や運動不足などが影響し、インスリンと呼ばれる血糖値を下げる作用を持つホルモンの分泌量が低下したりすることで発症します。
治療にインスリン注射や、インスリン分泌を促進させる薬剤を用いる場合がありますが、その副作用で低血糖になり空腹時に気持ち悪いが食べると治る症状が出現する場合があります。糖尿病を治療している方で、空腹時に気持ち悪いが食べると治る症状がある方は、早めに主治医に相談してみてください。

胃痛

空腹時に気持ち悪いが食べると治る胃痛は、胃酸が弱った胃壁を刺激して起こる症状の可能性があります。食べると治るのは、食事によって胃酸濃度が薄まるためと考えられます。
本来は空腹であっても気持ち悪くならないため、症状が出現した場合はすでに胃炎や胃潰瘍などが起きているかもしれません。
治療には胃酸分泌を抑える薬剤などが効果的なため、症状が数日続くような場合は早めに病院受診をお勧めします。

「空腹時に気持ち悪いが食べると治る」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「空腹時に気持ち悪いが食べると治る」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

空腹時は気持ち悪いが食べると治る症状はストレスと関係ありますか?

梅村 将成 医師

はい、あります。ストレスが原因で胃炎などが起きている可能性もあります。

妊娠中で空腹時に気持ち悪いが食べると治る症状が現れる場合の対処法を教えてください。

梅村 将成 医師

食べつわり症状では間食をすることが有効な対処法です。過剰に体重増加しないよう、こまめに、少量ずつ、低カロリーなものを食べながら上手につわり時期を乗り越えていきましょう。

空腹時は気持ち悪いが食べると治る症状は低血糖が原因でしょうか?

梅村 将成 医師

その可能性はあります。長時間食事をとっていない方、糖尿病の治療薬を服用している方などに起きる可能性があります。

胃痛や気持ち悪さが食後は収まるのは病院に行くべきでしょうか?

梅村 将成 医師

数日続くようなら病院受診をお勧めします。なかには胃潰瘍や胃がんなど、治療が必要な病気が隠れている可能性もあります。

配信元: Medical DOC

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