
夏帆と竹内涼真がW主演を務める火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系/TVerにて配信)の第1話が10月7日に放送。勝男(竹内)が会社の後輩・白崎(前原瑞樹)と公園でランチをしたほっこりシーンに多くの声が上がり、SNSが盛り上がった。(以下、ネタバレを含みます)
■「じゃあ、あんたが作ってみろよ」とは
本作は、「第26回手塚治虫文化賞」で新生賞を受賞した漫画家・谷口菜津子が手掛けた同名漫画をドラマ化。完璧だったはずの恋人生活に終止符を打った男女の姿を通して、現代日本の「あたりまえ」を見直していく“成長&再生ロマンスコメディー”だ。
物語の主人公は、恋人のために手の込んだ料理を作り、“恋人ファースト”な彼女を演じてきたゆえに、次第に自分を見失ってしまった女性・山岸鮎美(夏帆)と、鮎美の彼氏で令和の時代には少し珍しい「料理は女が作って当たり前!」という亭主関白思考な海老原勝男(竹内)。
大学時代に付き合い始めた二人は、同居にも慣れ、順調に交際を続けているように思えたが、勝男がプロポーズした直後に別れてしまう。その原因の一つとなった「料理を作る」というきっかけを通じて、二人は“当たり前”と思っていたものを見つめ直し成長していく。
キャストは竹内と夏帆の他、鮎美と別れた勝男がマッチングアプリで出会う初めての女友達・柏倉椿を中条あやみ、勝男と別れた鮎美の前に現れる酒店の店員で、勝男の恋のライバルとなるミナトを青木柚、勝男の後輩で料理上手な白崎ルイを前原、鮎美の運命を変える個性爆発美容師・吉井渚をサーヤ(ラランド)、渚の夫で情報通のバーテンダー・吉井太平を楽駆、勝男の後輩・南川あみなを杏花が演じる。
また、勝男の父で、勝男が古い価値観を持ってしまった原因である海老原勝に菅原大吉、勝男の母で、献身的に夫・勝を支えてきた海老原陽子に池津祥子、勝男の上司で、古い常識や価値観にとらわれている高田義史に平原テツ、さらに勝男が“完璧な男になるためのバイブル”として熱中する劇中トレンディードラマ「フォーエバーラブは東京で」のキャストには、恋に仕事に“真っすぐバカ”な熱き青年・榊原俊平に橘優輝、天真爛漫で可憐なヒロイン・長坂真理に青島心が扮(ふん)する。
■勝男は鮎美にプロポーズをするも振られてしまい…
都心で働くビジネスマンの海老原勝男は、「女の幸せは、家で料理を作って愛する人の帰りを待つこと」という古い価値観を持ついわゆる“亭主関白男”。好きな料理は同居中の彼女・山岸鮎美が作る筑前煮。
しかし、毎日手の込んだ鮎美の手料理を食べては、「しいて言うなら、おかずが茶色すぎるかな」など“アドバイス”として感想を伝え、一方の鮎美もそれに納得し、二人にとっては他愛もない食卓を囲んでいた。
そんなある日、勝男は入念な準備の上、鮎美に完璧なプロポーズを決行する。だが、鮎美から「無理。別れたいの…」と、あっさり振られてしまうという予想外の展開に。
仕事も容姿も完璧で、鮎美とも仲良くやっていたはずの自分がなぜ振られたのかと、勝男は落ち込む。そんな中、新たな恋を求めて合コンへ出掛けるが、話せば話すほど女性陣が引いていき、勝男は自分が全くモテないことに気付くのだった。
■勝男が白崎と公園でランチをしたシーンに「後輩くん仏なの??」の声
ある日、会社の後輩・南川から「自分で筑前煮を作ってみた方がいい」と言われた勝男は、初めて筑前煮作りに挑戦して失敗し、鮎美がどれだけ手間をかけて作ってくれていたのかを思い知る。
「料理なんてしない!」と決めた勝男は、後輩の白崎をランチに誘うが、「お弁当なんですよ」と断られてしまう。その直後に白崎は「公園で一緒にどうです?」と、外で昼ごはんを食べようと提案するが、「いやいや男二人でピクニックは気持ち悪いだろ…」と冷たく言い放つ勝男。
そのあと社食に移動し、自分で作ったお弁当を見せながら「この肉じゃが、味付けはめんつゆだけなんです」と言う白崎に対して、勝男は「手抜きでしょ?」と暴言を吐きながら笑う。その言葉に「そうやってバカにしてますけど、めんつゆが何でできてるかも分からないじゃないですか」と、白崎は思わず怒りをぶつけてしまう。
勝男は白崎の言葉が引っ掛かり、今度はめんつゆ作りに挑戦。翌日、作っためんつゆを会社に持ってきた勝男は、「そうめん好き?めんつゆ作った。食う?公園行く?」と唐突に白崎をランチに誘うのだった。
料理に挑戦したことで、鮎美や白崎の気持ちを少しは理解した勝男が、白崎と公園でランチをしたシーンに、SNSでは「後輩くん仏なの??」「かわいい」「白崎さんやさしい好き」「勝男ーーー!!お前ってやつは…」「勝男、なんやかんや素直やなwww」「勝男かわいく感じてきてしまった」「白崎さん、良い人だね」「白崎いいヤツ大事にしろよ」「改心早いな」「お口に合うかわからないけどって勝男が言えてるのがもうすごい進歩」などの投稿で盛り上がり、X(旧Twitter)のトレンド1位にランクインしていた。
今後、勝男のどんな変化が見られるのか。第2話も楽しみだ。
◆文=奥村百恵

