
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第64回が6月25日に放送された。看護師にならず伝道師として生きる道を選んだ喜代(菊池亜希子)とりん(見上)の会話や、看病婦と見習い生たちが対立し宥めようとする直美(上坂)の葛藤が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■伝道師の道を選んだ喜代が、りんに託した“ツヤへの懸念”
教会の信者のお見舞いに訪れた喜代と久々の再会を果たしたりんたち。喜代は実習中、りんが乳がんを患う千佳子(仲間由紀恵)に夜通し寄り添った時のことを思い出す。バーンズ(エマ・ハワード)の「看護は奉仕ではありません」という言葉を受け、自分は看護を仕事にすることはできないと感じた喜代は、奉仕活動の中で人々を看護する道を選んだのだという。
そして喜代は、ツヤ(東野絢香)のことを気に掛けるようりんに依頼する。「ツヤさん今一人だから。看護科の生徒とも、看病婦とも看護婦とも違う。頑張ってるけど少し苦しそうで…」と優しくも不安げな表情を見せるのだった。
■「手ごわいですよ、りんは」直美に恋心がバレてしまうシマケン
直美が団子屋へ向かうと、シマケン(佐野晶哉)が座ってりんを待っていた。りんは仕事だと直美に告げられ、肩を落とすシマケン。会話は、シマケンが小説を書くようになったきっかけへと移る。幼少期に病弱で外に出られなかったというシマケンは、「物語の中でなら遠くに行ける」と小説に没頭していったという。
そんなシマケンに、直美は「シマケンさんが書いた物語の中のりんは?」と問いかける。続けて「シマケンさん、わかりやすい。りんはわかってないですけどね。手ごわいですよ、りんは。相当鈍いから」とニヤリと微笑むのだった。

■深まる看病婦と見習い生の溝、そして新たな事件へ
翌日、直美は団子屋で買った大量の団子を持って病院へ。対立が深まるばかりの看病婦と見習い生たちに、甘いものを食べながら仲良くなってもらおうと考えたのだ。しかし、そう簡単にはいかない。フユ(猫背椿)は「若いってだけで面白くないのに、住む世界が違うんだから」と吐き捨てる。フユたち看病婦は、頭が良くて仕事ができる看護科の見習い生が毎年入ってくるのなら、自分たちの居場所がなくなってしまうと危機感を抱いていた。
ある日、患者から手紙を出してきてほしいと頼まれたヒデ(池田朱那)は、「それは看護ではない」と戸惑う。そんな様子を見て、りんは「ついでがあるから」と快く引き受ける。家族がお見舞いに来られない患者にとって、手紙が心の支えになると考えたりんだが、ヒデは「それは仕事ではなく、一ノ瀬先生の善意で患者のお使いをするということですか?」と反発を見せる。
悩んだりんは、夜遅くまでバーンズが書き残した「看護とは何か?」というメッセージを見つめる。その時、自宅に突然丸山(若林時英)が訪れ、長屋のトヨ(松金よね子)が倒れたと知らされる。病院へ行くことを勧める直美だが、トヨは貧しさを理由に拒絶する。一方、ツヤも仕事中に立ちくらみを覚えるのだった。

■ツヤの体調を気遣う声や、シマケンの恋模様に盛り上がる視聴者
講義中に寝てしまったり、仕事中に立ちくらみを覚えたりするツヤの姿に、視聴者からは「ツヤさん大分疲れがたまっているんじゃ…」「あまりうまくいっていない気がする。心配!」「喜代さんは何か感じて心配しているんじゃないかな」といった不安の声が寄せられた。
また、小説を読んでほしくて団子屋の前で何日もりんを待っているシマケンの様子には、「ずっと待ってるのかわいすぎ!!」「直美ちゃんにバレて焦ってるシマケンが沼すぎる」「直美ちゃん相手だと口数少ないんだね。どれだけりんちゃんに心開いているのか伝わった」と、その不器用な恋路を応援する声が多数集まった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


