
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「GANMA!」で連載中の『ギャルが祠を壊したら』(GANMA!刊)を紹介する。GANMA!公式アンバサダーのいさご@GANMA!アンバサダーさんが、5月12日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』(双葉社刊)の作者としても知られる、ぽんとごたんださんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■何かを壊してしまったギャル

ある夜、酒瓶を持った酔っ払いが道端で大きな音を立てて何かに突っ込み破壊した。道行く人々はすごい音に驚いたが、当の本人は「か〜えろ〜」と言う丈夫なギャル。壊れた場所からは謎の黒いモヤが出ていた。しかし、それに気がつかなかった大酒飲みのギャルことヒナは家に帰り、風呂入って寝ようと考えたが、その前に一杯飲もうとする。
そんなときヒナの目の前に現れたのは謎の物体。それを見たヒナは幻覚だと思い、大爆笑した。謎の物体はヒナに危害を加えようとするも、気持ち悪さにリバースしてしまう。無理矢理飲ませようとしたと勘違いしたヒナは、謎の物体をアルハラモンスターと言い、応戦し…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「怪異がかわいい」「展開が笑劇」「このギャル好きすぎる」「ギャル×オカルトは新しい」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・ぽんとごたんださん「そうだ!ギャルだ!ギャルは全てをいいかんじにしてくれる!」

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
もともと妖怪や怪談、怪異話が好きで、ちょっとホラー要素のあるコメディが描きたいなと思っていました。最初は「いけにえの少女と神として祀られている怪物」の話を考えていたんですが、編集さんと話しているうちに 「ちょっと漫画の雰囲気が暗すぎないか?」となり、この重苦しい雰囲気を緩和させるにはどうすればいいかと考えているうちに「そうだ!ギャルだ!ギャルは全てをいいかんじにしてくれる!」という流れから主人公はやたら明るいギャルにきまりました。
――本作では、ヒナの行動が紹介にある通りの“大酒飲み”らしさが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
ヒナと怪異のかばやきが出会うきっかけになるのがタイトルの通り「祠を壊す」ことなんですが、どうやって壊すのかがひとつ悩みどころでした。できるだけ笑える理由がいいなーと考えていたら、ふと酔っぱらってたまたま壊しちゃったってのはどうかなと思いつきました。
実は僕自身はお酒がまったく飲めなくて、缶チューハイ1本でグロッキーになるんです。ただうちの父親が結構な酒飲みで母に「あんた飲みすぎよー!」と日々怒られながらおいしそうにお酒を飲んでいる姿を見ていました。そのたのしげなイメージがヒナののみっぷりに反映されているのかなと思います。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
ほぼ毎話でてくるんですが、ヒナとかばやきが一杯やっているシーンです。人間と怪異が酒飲みという共通点でがっはっはっと楽しそうにしている。彼らだけの特別な時間という感じがして気に入っています。
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
基本的にはコメディなのですが怪異と関わる話なので、かばやきは一体なんなのか?ヒナに危険はないのか?呼びかけてくる声の正体は?など人ならざる存在の怖さ、 不条理さなんかをしっかり描いていきたいです。
――ぽんとごたんださんは、妖怪、モンスターを描くのが好きとのことですが、作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
かばやきの怪異としての怖いシーンではしっかり恐ろしく、一方で日常のシーンでは大型犬のようなかわいらしさとだらしなさを描き分けていきたいと思ってます。
――今後の展望や目標をお教えください。
ヒナとかばやきの生活はのんびり進む一方で、周りの人間や怪異の存在がじわりじわりと侵食していきます。ホラーとコメディをいいかんじにミックスした話をこれからも描いていけたらなと思います。ただやばい状況に陥ってもギャルとお酒のパワーで乗り切ってくれるはずです!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
仲良く酒を酌み交わし、同じレベルで喧嘩するヒナとかばやき、1人と1匹をどうかこれからもよろしくお願いします!

