
小池栄子が主演を務めるドラマ「さよならノワール」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)が7月7日(火)より放送スタート。このたび、岡部たかし、利重剛、浅野和之の出演が明らかとなった。あわせてポスタービジュアルが公開され、アートディレクターの重本大輔氏からコメントが寄せられた。
■“犯罪被害者支援室”で正反対の2人が被害者たちと向き合う警察ヒューマンドラマ
「ナースのお仕事」シリーズ(1996年)、「踊る大捜査線」(1997年)など数々の名作を送り出してきたフジテレビ“火9”枠。近年は「東京P.D. 警視庁広報2係」(2026年1月期)や「夫婦別姓刑事」(2026年4月期)など警察ドラマが続くが、本作は今まであまり描かれることのなかった“犯罪被害者支援室”にスポットを当てる警察ヒューマンドラマとなる。
日本有数の歓楽街である東京・池袋。日々さまざまな事件が起きる池袋の治安を守る西池袋署に、犯罪被害者支援室が発足。同部署では警察官が事件の被害者や遺族に寄り添い、再び前向きに人生を歩むことができるように手助けをしている。
しかし、被害者たちはさまざまなケースで被害に遭うため、どんなことが助けになるのかは人それぞれ。そんな正解も終わりもない部署で働く黒木夏海(小池)のもとに、心理学者・白石絵梨子(北香那)が派遣の支援員としてやって来る。
被害者に対等かつ親身に寄り添うことができる夏海に対し、知識はあるがうまく被害者とコミュニケーションをとることができない絵梨子。一見正反対の2人だが、それぞれが心に“傷”を持っており、ある意味“はぐれもの”同士が相棒になり、互いに足りない部分を補いながら被害者たちと向き合っていく。
「犯罪被害に遭ってしまった彼らに前を向いてもらいたい。笑顔になってもらいたい」という共通の思いが、性格も境遇も違う夏海と絵梨子を同じ方向に突き動かしていく。
■岡部たかし、利重剛、浅野和之らベテラン俳優が各組織の重鎮を演じる
出演が明らかとなった岡部、利重、浅野。岡部は、帝都大学心理学部教授で精神科医でもある五十畑修(いそはた・おさむ)を演じる。絵梨子の性格を理解しており、「犯罪被害者支援室」に出向した後も相談に乗っている。
岡部は劇団・舞台でも活躍する実力派俳優。「新宿野戦病院」(2024年、フジテレビ系)、「しあわせな結婚」(2025年、テレビ朝日系)などにも出演し、作品に不可欠なスパイスとなる唯一無二の存在として活躍している。
利重は西池袋署の署長・妹尾和馬(せのお・かずま)を演じる。失踪中の山崎創(渡部)と師弟関係にあった夏海が本部の命令に背いて単独調査をしないか警戒し、夏海の元にやってきた絵梨子の様子も細かく観察している。
映画監督、脚本家などマルチに活躍するマルチプレイヤーの利重。「ガンニバル」シリーズ(2022年ほか、Disney+)、「海のはじまり」(2024年、フジテレビ系)などで、物語の土台を支える演技力で多くのクリエイターから信頼を集めている。
浅野が演じるのは、指定暴力団「祥仁會」三代目会長・不二仁(ふじ・ひとし)。暴力と頭脳をうまく使い分ける頭がキレるヤクザで、暴対法施行後、厳しくなった中でも複数のフロント企業の稼ぎで組の存続を担ってきた。“マル暴”だったころの夏海を知る人物でもある。
変幻自在の役作りで舞台、ドラマ、映画とジャンルを問わず活躍を続ける浅野は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年、NHK)での伊東祐親役などでインパクトを残す。コメディーでの突き抜けたキャラクターからシリアスな作品での重厚な役どころまで、空気感を変える表現力を持つ俳優だ。

■温かくも切ない世界観を表現したビジュアル
公開されたポスタービジュアルは、柔らかなグリーンをメインカラーに、視聴者と机を挟んだ向かいに並んで座る小池と北の姿が描かれ、まるでこれから面談が始まるかのような構図。微笑みを浮かべる小池と固い表情の北は、対照的ながら共通した芯の強さを感じさせる。
中央には「事件の裏にある痛みに私たちは寄り添う」というキャッチコピーが添えられた。傷ついた人々の心を受け止める2人の優しさと覚悟がにじみ出るような、温かくも切ない世界観を表現したビジュアルとなっている。
さらに、ビジュアル下部には物語を彩るキャスト陣の姿も。岡山天音、荒川良々、味方良介、濱尾ノリタカ、眞島秀和、戸田恵子、渡部篤郎ら西池袋署の刑事たちが並び、彼らがどのような人間模様を繰り広げるのか関心を高める構図となっている。
■アートディレクター・重本大輔氏 コメント
キャラクターそれぞれが抱くさまざまな感情や表情を、あえてシンプルな背景に落とし込むことでより印象的になるようなビジュアルを目指しました。実際にお2人には自身の役柄を演じていただきながらの撮影でしたが、カメラマンのフジイセイヤさんが作品の緊張感だけでなく、その中に希望を感じさせる温かみのある光を丁寧に作ってくださり、キャスト・スタッフ一丸となって物語の本質に沿った空間を表現することができました。
被害者に寄り添う眼差しや、それぞれが仕事に向き合う信念など、この作品の核となる部分が自然と表れた世界観を感じていただければ幸いです。

