アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
最近、母・あーちゃんの歩き方に不自然な動きが見られ、立ち上がってから踏み出すまでに時間がかかるようになりました。どうやら、落ち着いていたと思っていたパーキンソン症状が、また出てきてしまっているようです。何よりも気になるのが「すり足」で、歩くのが遅れてワフウフさん姉妹と距離ができると、スリスリという音が後ろから聞こえてきます。あーちゃんの場合は「動かせない」というわけではないので、声をかければちゃんと歩けるのですが、それもつかの間。しばらくするとまた元のすり足に戻ってしまいます。あーちゃんが「言われないとわからないから、言ってね!」と言うので、ワフウフさん姉妹も毎回注意をするのですが、「言われないとわからないわねえ」と言って、注意されたことに驚いてばかりで、同じやりとりを繰り返しています。そして、最終的には年齢を言い訳にしたり開き直ったりして、ラクを求める姿が見られるようになり、ワフウフさんは複雑な気持ちでいました。
何度もショックを受けさせたくはないし…
先日、あーちゃんが上着をなくしたと施設に相談したらしく、施設から姉・なーにゃんのもとに電話がかかってきました。あーちゃんに電話で確認すると「私、そんなこと言ったの? 記憶にないわ!」と、話は終了。しかし、そこでオフホワイトのジャケットをあーちゃんが「灰色のジャケット」と言っていて、先日も快晴の青空を「空が灰色みたいな変な色ねえ」と言っていたことを思い出しました。もしかして、嗅覚が鈍るように、視覚も鈍っていくの……? と、ワフウフさんは心配になりました。そんな心配をよそに、あーちゃんは相変わらず甘いものに夢中で、散歩中も山盛りで売られているバナナにくぎ付け。そんなに食べられないと説得すると「半分こしない!?」と言いだし、ひとりで10本以上食べようとしているあーちゃんに、ワフウフさんは言葉を失ってしまいました。

あーちゃんの視覚が鈍っていることに関して、進行した「糖尿病性網膜症」だと視界が灰色がかって見えるということを知り、慌ててなーにゃんに相談しました。

急きょ、なーにゃんが病院に連れて行ってくれて、診断結果は「加齢黄斑変性症」の萎縮型。加齢によるもので特に治療法はなく、症状が進むと色がわからなくなり、視力も低下していくようです。

足が悪くなったと思ったら、今度は目……。本人は食欲旺盛ですこぶる健康だけれど、体は終末期に入っているのかもしれません。

この先、少しでもあーちゃんが不自由を感じずに幸せに過ごせますように……。

先日、あーちゃんの弟が亡くなりました。一昨年、妹が亡くなったときはショックで混乱しているようだったので、今回はどうかと心配していたのですが……。

亡くなった経緯を説明しているうちに、亡くなった事実を忘れてしまうようで……。

驚いているあーちゃん。

経緯を知りたいようなので、説明しますが……。

やはり説明しているうちに、亡くなった事実は頭から消えてしまいます。

説明を終えたころには、すっかり亡くなったことを忘れているので……。

またもや驚く……。

何度も悲しい思いをさせたくはないので、どう対応すればいいのか……迷います。
あーちゃんの視覚が鈍化しているのではないかと気になっていたところで、進行した「糖尿病性網膜症」だと視界が灰色がかって見えるらしいということを知り、失明してしまったらどうしようと心配になって、急きょなーにゃんが病院へ連れて行ってくれました。結果的には心配していた「糖尿病性網膜症」ではなく「加齢黄斑変性症」の萎縮型という診断。急激に進行するものではないものの、加齢によるもので、特に治療法はないとのこと。症状が進むと色の識別が難しくなり、視力も低下していくようです。
糖尿病性網膜症ではなかったのは安心しましたが、結局このまま視力が低下していくことを考えると、よかったと言っていいのか微妙なところ。足が悪くなってきたと思ったら、目まで……。悲しいけれど、あーちゃんの体は終末期に入っているのかもしれません。とはいえ、本人は糖尿病の持病を抱えながらも、すこぶる健康で食欲も旺盛なのですが。この先、少しでも長くあーちゃんが不自由を感じずに幸せに過ごせるといいな……。
あーちゃんの認知症が進行する中、あーちゃんの弟・Kちゃんおじさんが亡くなりました。一昨年、あーちゃんの妹・Eっちゃんおばさんが亡くなったとき、あーちゃんはショックでずいぶん混乱していたようだったので、今回も亡くなったことを伝えた後どうなるかと心配していたのですが……。半年前ごろに脳出血で入院していたことから説明しているうちに、亡くなった事実を忘れてしまい、話が進みません。ショックが大きくて混乱が起きても困るけれど、弟が亡くなったことを覚えられないのも困りもの。一体どうするのがベストなのか……?
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認知症や加齢による変化を前に「何が正解なのか」と迷うこともありますよね。大切な人との別れをどう伝えるべきかは、症状の進行に合わせて、定期的に介護に関わる人たちで話し合っておくと安心ではないでしょうか。本人の状態によっては、あえて伝えないほうが穏やかに過ごせるケースもあるかもしれません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。
2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

