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世界的人気料理家が教える異国の味…あのサバサンドも南イタリアのパスタも“作りたくなる”旅レシピ<レイチェル・クーのキッチンノート おいしい旅レシピ>

世界的人気料理家が教える異国の味…あのサバサンドも南イタリアのパスタも“作りたくなる”旅レシピ<レイチェル・クーのキッチンノート おいしい旅レシピ>

「レイチェル・クーのキッチンノート おいしい旅レシピ」が6月29日(月)よりBS12にて放送
「レイチェル・クーのキッチンノート おいしい旅レシピ」が6月29日(月)よりBS12にて放送 / (C)BBC

異国の料理を見たい、知りたい、作りたい。そんな気持ちに、まるごと応えてくれる番組がある。イギリスの人気料理家レイチェル・クーが世界のグルメな国々を旅して回り、出会った味や食文化を自分らしくアレンジしてロンドンのキッチンで再現する。BS12 トゥエルビ(BS222ch※全国無料)で6月29日(月)から始まる「レイチェル・クーのキッチンノート おいしい旅レシピ」(毎週月曜夜7:00〜8:00、2話連続放送)は、旅と料理と暮らしが交差する、見ていて思わずお腹が空く番組だ。

■世界一愛される料理家、レイチェル・クーとは?

レイチェル・クー(Rachel Khoo)は1980年、イギリス南部のクロイドン生まれ。父は中国系マレーシア人、母はオーストリア出身で、子どもの頃から多様な食文化が身近にあった。ロンドンの名門セントラル・セント・マーチンズでアートとデザインを学んだのち、フランス菓子に魅せられてパリへ。製菓の資格を取得しフードライターとして活動をはじめ、2012年にイギリスBBCで放送された「レイチェルのパリの小さなキッチン」で世界的な人気を得た。

レシピ本は全英ナンバーワンベストセラー、13ヵ国語に翻訳、番組は世界中で放送。数字だけ並べてもその人気ぶりが伝わってくる。おしゃれなのに気取っていない、料理上手なのに「私にもできそう」と思わせてくれる。そのさりげなさが、レイチェルという人の最大の魅力だ。
「レイチェル・クーのキッチンノート おいしい旅レシピ」
「レイチェル・クーのキッチンノート おいしい旅レシピ」 / (C)BBC


■市場で、食堂で、漁師の台所で——本物の味は路地裏にある

本シリーズでは、レイチェルが料理のアイデアを求めて世界のグルメな国々へ旅に出る。スペインではバルセロナとコスタブラバ、イタリアではナポリとアマルフィ海岸など、都市と地方の両方を巡り、その土地の食文化に直接触れていく。

市場では色とりどりのスパイスや食材が山積みになり、食堂のキッチンでは料理人が鍋を振るう。地元のおばちゃんと身振り手振りで味について語り合う場面なんかも出てくる。こういう旅先のリアルな空気感が画面から伝わってくるのが、この番組の楽しいところだ。

旅を終えてロンドンに戻ったレイチェルは、友人を招いて夕食会を開き、現地で出会った食材や料理法をヒントに自分らしくアレンジしたレシピを披露する。中には日本では手に入りにくい食材はあるものの、頑張れば普通の家庭でも作れそうなものばかり。異国の料理と聞くと難しそうに思えるが、レイチェルの手にかかるとぐっと身近になり、見ているうちに「週末、作ってみようかな」という気になってくるのだ。

■第1話「トルコ・イスタンブール」知ってるつもりのサバサンドとケバブが、こう来るか

第1話の舞台はトルコのイスタンブール。アジアとヨーロッパが交差する街で、レイチェルが目を輝かせるのが名物のサバのサンドイッチだ。露店のおじさんがサバを焼いて、野菜やハーブをガバッと挟み、甘いザクロのソースをかける。サバ×ザクロ? 日本人からすると想像のつかない組み合わせで、いったいどんな味なのか気になって仕方ない。

そのサバサンドからインスピレーションを得てレイチェルのキッチンで生まれたのが、「サバのバターしょうゆ チョップドサラダ添え」。皮をパリパリに仕上げるためにレイチェルが使うのが澄ましバターだ。バターを加熱して不純物を取り除いたもので、焦げにくいのが特徴だ。その量にちょっと驚くが、焼き上がりは本当にきれいだ。

添えるサラダはビネガーをまぶしたスライスオニオン、トルコのキュウリ、真っ赤なトマト。仕上げに澄ましバターとしょうゆを合わせたソースをさっとかけて完成。露店のサバサンドが、レイチェルの手でこんな一皿に変わるのか、という驚きがある。

もう一つ、第1話で面白いのがケバブだ。イスタンブールでは、トルコの伝統料理を現代風にアレンジして出すレストランがある。ケバブ屋でよく見る、串に刺した肉をぐるぐる回しながら焼くあの肉をほぐしてトマトやスパイスと炒め、ふんわり甘いブリオッシュに乗せて食べるという一皿だ。肉の旨みとブリオッシュの甘さが合うらしく、新旧の融合というか、なるほどそう来たか、という組み合わせが面白い。

これを見たレイチェルが考えたのが、ラム肉と子羊の肝臓・腎臓をミンチにしてスパイスで味付けし、薄く伸ばした小麦粉の生地でくるりと巻いて焼く、レイチェル流の"クー"ケバブ。画面で見るとこれがなんとも美味しそうで、思わず身を乗り出してしまう。

さらに第1話にはトルコ風コーヒーを使ったクリームを小瓶に詰めたデザートも登場する。ちょこんとおしゃれに並んだ小瓶から、甘い香りが漂ってきそうだ。

■第2話「イタリア・アマルフィ海岸」知ってるイタリアンが断崖の絶景とトマトでこう変わる

続く第2話はイタリアのアマルフィ海岸へ。世界で最も美しい海岸線の一つと言われるこの地で、レイチェルは段々畑で家庭菜園を営むジョージアと出会う。また、断崖に立つレストランを家族で切り盛りする家族からは、少ない食材で多くのものを作るスタイルと、素材を余すところなく生かす料理哲学に刺激を受ける。

この二人との出会いから生まれるのが、レイチェル流にアレンジした「パンツァネッラ」と「トマトソースのズッキーニ リングイネ」。さらに地域特産のレモンからヒントを得た「レモンラバケーキ」も登場する。どれも画面越しに思わずお腹が鳴りそうな一皿ばかりだ。

全10話、レイチェルと一緒に旅をするような気分で、毎週月曜の夜を楽しんでほしい。

◆文=鈴木康道
南イタリアで出会った新鮮野菜のパスタ
南イタリアで出会った新鮮野菜のパスタ / (C)BBC



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