
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は野火けーたろさんの漫画「バイバイじゃあねコッペ」をご紹介。本作は現在、月刊!スピリッツにて連載されている。
作者である野火けーたろさんが5月1日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1,400件を超える「いいね」が寄せられた。本記事では野火さんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
■友人・コッペに結婚式の友人代表スピーチを頼むはずが…
主人公の福山幸太(ふくやまこうた)は、婚約者の夏帆(かほ)とともに結婚式の準備を始めていた。そこで幸太は学生時代からの友人・コッペに友人代表のスピーチを頼むべく、喫茶店で待ち合わせをしたのだが…
本作を投稿したX(旧Twitter)には「最高すぎる 」「これは…凄まじい作品だな(笑)」「どうしたんだよコッペよ」「どうなんのかな、これ…」「友達いない側なのでこの漫画読んで苦しくなってきた」などのコメントが寄せられている。
■「幸太がどう人間として成長していくのか、ぜひ注目してみて下さい」作者・野火けーたろさんに作品のこだわりをインタビュー

――「バイバイじゃあねコッペ」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
友達が1人もいない男が結婚式までに花婿介助人(ベストマン)となる親友を作る…「40男のバージンロード」という映画のあらすじなんですが、こちらを担当編集さんから教えていただき、自分ならどう料理するか?と思ったことがキッカケです。自分自身も友達が少なく、結婚式を控えていたので気分も乗りそうだと思い、企画を進めて行きました。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
何点かありますが…まずはコッペです。変わってしまう前のコッペは主人公である幸太にとって理想の友達なんですが、そもそも理想の友達って何だ?というところにとても悩みました。優しくあるだけじゃダメだよな、バチバチな感じじゃ嫌だよな、自分にとっての理想はどうなのか?友達のこういうところ嬉しかったなどなど…すごくインパクトのあるやつではないけど特徴的で、素朴な奴にしようとこだわりました。
それと主人公の幸太です。自分自身をかなり反映させたキャラなのですが、かなりウジウジしていると思います(笑)この幸太がどう人間として成長していくのか、ぜひ注目してみて下さい。
――本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
1話終盤の「親友の定義って何だろう」「親友の定義とは、たとえ何年ぶりだったとしても、前に会った時の続きで喋ることのできる友達かなと僕は思う」というセリフです。これは芸人さんが仰っていた言葉なのですが、この言葉を起点として変わってしまったコッペ像を考えました。
――本作や「助けてヘルプミー」など、シュールなギャグ漫画を多く描いていらっしゃいますが、独特のギャグはどのように創作されているのでしょうか?
僕は人の会話が大好きなので、常に聞き耳を立てています。理路整然と話している人なんてあまりいないので、会話って雑味やノイズがすごいんですよ。それをうまく膨らませておかしみを作っているような気がします。あとはしょっちゅう、こうだったら面白いな、ここでこんなことが起きたら面白いな、自分だったらこうするなということを考えています。頭の中がもうぐちゃぐちゃです。
――今後の展望や目標をお教えください。
不労所得です。これはありとあらゆる媒体で言い続けて「それはいいね」「それが出来たらなぁ」なんて返されてますが…本気で不労所得を狙っています。不労所得って別にお金だけの話ではなくて、作品やキャラが多くの人の中で生き続けることの結果だと考えています。なので不労所得を本気で狙って、そのために面白い作品を描いて頑張ろうと思います。バイバイじゃあねコッペはそれが狙える作品です。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも読んでくれてありがとうございます。お互い幸せになりましょうね。

