日本におけるがんの死亡数を部位別でみると、大腸がんは男性第2位、女性第1位となっています。しかし、早期に発見できれば内視鏡手術で完治が期待できます。そこで今回は40代以降の大腸カメラの検査の重要さについて「牛腸内科クリニック」の牛腸先生に解説していただきました。

監修医師:
牛腸 俊彦(牛腸内科クリニック)
昭和医科大学医学部卒業。その後、昭和医科大学横浜市北部病院、富士吉田市立病院、昭和医科大学消化器内科などで経験を積む。2024年、神奈川県藤沢市に位置する「牛腸内科クリニック(旧・牛腸内科医院)」の院長に就任。医学博士。日本消化管学会専門医・指導医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会専門医、日本内科学会認定医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター、神奈川県難病指定医。
編集部
40歳以上は検査を受けた方がいいのですね。
牛腸先生
大腸がんは40代以降になると、発症のリスクが高まります。実際、各自治体でおこなわれている大腸がん検診も40歳以上を対象としています。40歳を過ぎたら、定期的に検査を受けることをおすすめします。
編集部
どれくらいの頻度で受けたらいいのでしょうか?
牛腸先生
人によって異なります。例えば、大腸がんの内視鏡治療・外科治療を受けた人や、10個以上のポリープを切除した人、20mm以上の大きなポリープの内視鏡治療をおこなった人は、1年に1回の検査を受けることが推奨されています。また、初回の大腸カメラで2個以内の小さなポリープが見つかった場合には3〜5年後に大腸カメラ検査を受けることが推奨されています。ただし、家族歴などによってもリスクが異なるので、詳しくは医師に確認すると良いでしょう。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
牛腸先生
大腸カメラは抵抗がある検査だと思いますが、鎮静剤を使えば比較的、楽に検査を受けることができます。また、「検査前に下剤を飲むのが苦痛」と感じる人も多いと思いますが、近年では下剤の種類が増え、各クリニックは工夫して取り揃えています。ご自宅で下剤を飲むのが心配な場合には、クリニックで飲めるように体制を整えているところも増えているので、あまりためらわず、ぜひクリニックに相談してほしいと思います。
※この記事はメディカルドックにて<大腸カメラを受けるべき人の特徴10選 当てはまったら「大腸がん」リスク高め?【医師監修】>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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