私は、幼い娘・リンを育てるママ。昔から人の顔色をうかがい、自分さえ我慢すればいいと気持ちを飲み込んできました。そんなある日、買い物中に見知らぬ女性から付きまとわれ、勝手にリンに触れられ、においを嗅がれ、怯える事態に。
通りかかったママに助けてもらい、なんとか離れるも、帰り際に女性は再び現れ、異様な行動を繰り返します。しかし……。
悪気はなかったのかな……?
女性はリンのにおいを嗅ぐという嫌な行動をしたものの、ベビーカーを畳み、車に載せるのを手伝ってくれました。
戸惑いながらも、「悪気はなかったのかな」と思った私。しかし、車に乗る準備をしていると、女性が私のバッグに手を伸ばしているように見えて……。


















リンちゃんのママは、運転中に泣いたときのため、虫のおもちゃをリンちゃんの手元に置こうと考えました。しかし、おもちゃが入ったバッグはベビーカーに載せたまま。
バッグへ目を向けると、女性が中に手を入れているように見えました。
「見間違いかな……今、カバンに……」
戸惑うリンちゃんのママに、女性は何事もなかったかのように「終わった?」と声をかけ、「気をつけて帰りなさいね」と立ち去ろうとします。
しかし女性は、リンちゃんのママに見られたことをわかっていました。それでも、何も言い返せないだろうと考え、リンちゃんのママを困らせるためにおもちゃを持ち去ったのです。
女性を見送ったあと、リンちゃんのママがバッグを確認すると、やはり虫のおもちゃがありません。
リンちゃんのママは、直接問いただすべきだと思いながらも、言いくるめられるのではないかと不安になり、「私がこのまま我慢して黙って帰ればいい。おもちゃはまた買えば済む……」と、自分の気持ちを押し込めようとするのでした。
◇ ◇ ◇
たとえ高価な物でなくても、他人の持ち物を無断で持ち去る行為は許されません。しかし、子どもを連れた状態で相手を直接問いただすことは、危険を伴う場合もあります。荷物はできるだけ手元から離さず、不審な行動や被害に気づいたときはひとりで対応せず、店員や警備員など周囲に助けを求めるようにしたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター ままぽぽ

