「痔の治療=切る手術」というイメージをお持ちではありませんか? じつは、切らずに痔を治療する方法もあるのだそうです。痛みや負担が少なく、日帰りで受けられることも多いため、忙しい人や手術に抵抗がある人にもおすすめの治療法です。今回の記事では、内視鏡的痔核結紮術の治療効果やリスク「まつもとデイクリニック」の松本先生に解説していただきました。

監修医師:
松本 康久(まつもとデイクリニック)
高知医科大学(現・高知大学医学部)卒業。その後、高知大学医学部附属病院第二外科入局、愛媛・茨城・千葉・鹿児島の関連病院勤務。2006年、高知県高知市に「まつもとデイクリニック」を開院。日本外科学会、日本血管外科学会、日本静脈学会、 日本脈管学会、日本消化器内視鏡学会、日本内視鏡外科学会の各会員。
編集部
内視鏡的痔核結紮術をするにあたり、知っておいた方がいいことはありますか?
松本先生
先ほど「基本的には内痔核が対象」と説明しましたが、内視鏡的痔核結紮術での治療が適さない内痔核もあります。そのため、ご自身が適応かどうか、まずは医師に相談して調べてもらいましょう。また、この手術をすれば必ず良くなるというわけではなく、治療効果が認められるのは約9割なので、その点にも注意が必要です。
編集部
手術のリスクについても気になります。
松本先生
稀ですが、痛みや出血といった合併症が起こる可能性があります。しかし、通常どちらも数日で軽快し、徐々に気にならなくなっていきます。
編集部
ほかに注意点はありますか?
松本先生
治療後1週間は、過度な飲酒と、重いものを持ち上げる動作は控えていただきます。アルコールは術部が腫れやすくなりますし、重いものを持ち上げるのも腹圧がかかり、術部に負担がかかるからです。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
松本先生
痔は、進行すると手術が必要になってしまいますが、軽症〜中等度であれば、今回紹介した日帰りでの治療が可能です。違和感や痛みがあれば、ぜひ早めに受診していただきたいと思います。
※この記事はメディカルドックにて<切らない痔の治療 「内視鏡的痔核結紮術」とは? 痔ができたときの対処法を医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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