
韓国の俳優イ・ジュニョンが主演を務めるドラマ「新入社員カン会長」の第5話が、6月14日にLeminoで配信された。見た目は20代の青年ファン・ジュニョンで、魂は70代の財閥グループ会長カン・ヨンホを自在に演じ分けるイ・ジュニョンの“演技力”に、視聴者から喝采の声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)
■ジュニョン、ついに正体を明かす
「新入社員カン会長」は、大ヒットドラマ「財閥家の末息子~Reborn Rich~」(2022年)の原作者・サンギョン氏による同名ウェブ小説をベースにしたオフィスファンタジー。“ビジネスの神”と称される大手財閥チェソングループの会長カン・ヨンホ(ソン・ヒョンジュ)が、青年ファン・ジュニョン(イ・ジュニョン)と階段転落事故で衝突。その衝撃で魂が入れ替わり、ヨンホがジュニョンの体で目覚めたことから始まる物語だ。
ヨンホの体は、病室のベッドで昏睡状態に陥ったまま。その隙に父・ヨンホから会社の主導権をもぎ取ろうとする息子カン・ジェソン(チン・グ)と、娘カン・ジェギョン(チョン・ヘジン)の醜い姿に失望したヨンホは、2人にはグループの経営権を渡さないと決意。ジュニョンの体のままチェソンに入社し、会社の実権を奪い返すべく奮闘する。
第4話まで誰にも自分の正体を明かさず、あくまでファン・ジュニョンとして行動してきたヨンホだが、第5話ではついに、腹心の部下である専務イ・サンジェ(キム・ジョンテ)に自分がカン・ヨンホであると告白。信頼できる側近と、久しぶりにくつろいだ会話を交わした。
■有能な秘書キャラ“スティーブン・ファン”まで登場
サンジェという強力な味方を得て、グループ実権奪還にますますまい進するヨンホ。4話でジェソンの裏金を回収したのに続き、5話では取引先・GFソリューションの買収話を利用してジェソンとジェギョンを競わせ、ジェギョンの裏金を使わせる作戦に出た。
作戦を共に実行するのは、ヨンホの末娘でジュニョンにとっては同期入社のカン・バングル(イ・ジュミョン)。“M&A専門家ケイシー・カン”を名乗るバングル、そして彼女の秘書“スティーブン・ファン室長”になりきったヨンホは、GFソリューションのキム・サンド代表(キム・ソンイル)のもとへ。その場でキム代表に現金50億ウォンを投資し、GFソリューションを操って子どもたちの競争心を刺激した。

ドレッシーなファッションで50億ウォンの投資を持ち掛けるケイシー・カンと、ビシッとスーツで決めた忠実な秘書ファン室長が見せる絶妙のコンビネーションに圧倒され、すっかり2人を信用したキム代表。彼の協力により、ジェギョン率いるチェソン化学がGFを買収することに。ヨンホはジェギョンから多額の裏金を引き出すことに成功した。
買収契約成立後、キム代表と「よいディールでした。価値のある会社です」とがっちり握手を交わすファン室長ことジュニョンは実に堂々としていて、カリスマ会長のオーラがにじみ出ている。
■視聴者も興奮「素の顔にグッときた」
若くてイケメンな青年・ジュニョンの外見を生かし、ファン室長としてスタイリッシュなスーツ姿でそつのない姿を見せたかと思えば、ジェソンとジェギョンの前ではそれぞれの味方であるかのように振る舞い、ころりと騙して手のひらで転がす。
20代のファン・ジュニョンと70代のカン・ヨンホを行ったり来たりする立ち居振る舞いに、視聴者はくぎ付け。「カン会長やるなぁ。かっこいい」「カン会長は演技もお上手!」「とっさにジュニョンになり切ったり相手によってカリスマ性を見せたり引っ込めたり、カン会長の頭の良さがしっかり出てて魅力的」といった声が続々。「イ専務にだけ見せた素の顔にグッときた」といった感想も上がった。
同時に、そんな複雑なキャラクターを場面によって演じ分けているイ・ジュニョンへの称賛の声も。「ジュニョンくん、心なしか声も低くてカン会長にしか見えない。演技力すごすぎ」「ファン・ジュニョンを演じるカン会長を演じているイ・ジュニョン…聞くだけで混乱するのに分かりやすく演じ分けてる中の人の演技力に脱帽」といった声でにぎわった。
「新入社員カン会長」(全12話)は、毎週日・月曜に1話ずつ新エピソードをLeminoで配信中。5話時点ではM&Aを成功させたジェギョンが次期会長に一歩近づいた形だが、続く第6話では、ヨンホがそんなジェギョンをギャフンと言わせる一撃を繰り出す。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

