
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『リミナルスペースの話』を紹介する。どてらぞぬさんが、5月24日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、4000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、「COMIC FUZ」で連載中の『りみなるめもりあ』(芳文社刊)でも知られる、どてらぞぬさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■現実逃避のひとつとして頭の中に描く風景

忙しく過ごしていた作者のどてらぞぬさんは、オーバーヒートしそうだと感じてしまう。その中でどてらぞぬさんは、「いつものやつやろう…」と目を閉じ、気持ちを落ち着かせる。“いつものやつ”は自身の頭の中で、別の場所に行くことだ。
“いつものやつ”に関連する漫画を描いているどてらぞぬさんに、知人からこの漫画について連絡が来た。知人は、“いつものやつ”=“リミナルスペース”なのか?と言う質問だった。その言葉を聞いたどてらぞぬさんは、自分の中にあった名前のない概念に名前がついた感じがして…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「興味深い話」「記憶の宮殿に近いものを感じる」「似たような経験してる」「オンオフの切り替えに良さそう」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・どてらぞぬさん「驚きを共有したいと思った」

――『リミナルスペースの話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
自分自身が物心のついた時から、ぼんやりと感じていた感覚を沢山の人が共有していて、さらにそれに名前が付いていたことに大変驚きまして。その驚きを共有したいと思ったからです。
――本作では「いつものやつやろう…」と言って頭の中に描いていたのがリミナルスペースなるものでしたが、ある日突然頭の中で再生されたのでしょうか?
学生時代からですかね。漫画で描いた昼の場所の他にも、雨の場所や、夜、夕方…色々な場所があって、現実逃避したいときはそこに逃げ込んでいます。
――リミナルスペースに関連する漫画『りみなるめもりあ』を連載されていますが、見どころについてお教えください。
死後の世界で、記憶を失った3人が色々な記憶が入り混じった場所を巡るという内容なんですが、フルカラーなんですよね。不思議な世界が、色とりどりに表現されていますので、是非読んでやって下さい!
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
日々の中で、綺麗だなーと思うものや、怖いなーと思うもの そういうものから、感覚を広げて話や絵を作っています。
――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
SFですかね。「こういう道具があれば良いな」や「こういう世界だったらな」とよく考えるので、それを漫画にしたいですね。あとは「自分なりの青春」でしょうか。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
これからも奇妙奇天烈な漫画を頑張って描きますので、何卒よろしくお願いいたします!

