
昭和に流行した都市伝説「タクシーの幽霊」をご存じだろうか。深夜のタクシーに乗車した女性客が目的地付近で忽然と消え、シートがぐっしょりと濡れているという不気味なうわさだ。今回は、この都市伝説を現代版としてリメイクしたホラー漫画『ただのうわさです』の作画を担当する漫画家の三ノ輪ブン子(@minowabunko)さんに話を聞いた。
■現代に蘇る都市伝説




主人公の雨森は、採用面接28連敗中だ。現在は雑学系ネットニュースサイトのライター兼雑用として働き、嫌々ながらも話題のオカルトスポットへ取材に行かされている。
今回受けたのも、「自殺の名所の注意看板を撮ってきて」という悪趣味な依頼だった。その帰り道、タクシーに乗車して眠り込んでしまった雨森が目を覚ますと、隣には見知らぬ女性が座っていた。
本作のモチーフとなった「タクシーの幽霊」について、三ノ輪さんは「子どものころには聞いたことはありませんでした。タクシーを利用するのは大人が多いので、大人の間で流行っていったのかもしれませんね」と語る。さらに「話がシンプルでいろいろな派生バージョンが自然と生まれていったのがいかにも都市伝説らしくて、とても好きなお話です」と魅力を明かす。
■短編で楽しむ新感覚ホラー
本作ではほかにも、「死体洗いのバイト」や「メリーさんの電話」など昔からある都市伝説を扱っている。三ノ輪さんは「どれも現代版の都市伝説として描いており、短編読み切りでいろいろな話が登場するので各話で違う角度からお楽しみいただけるかなと思います」と見どころを語ってくれた。
単行本は第1巻に加え、第9話から第18話と描き下ろし漫画を収録した第2巻が2025年4月25日にKindleで先行配信されている。
乗客がいつの間にか消えるパターンや、実家でお金を取ってくると言って消えるパターンなど、さまざまな言い伝えがある「タクシーの幽霊」。「都市伝説×SNS」で現代版にリメイクされた新感覚ホラーを、ぜひ体験してみてほしい。
取材協力:三ノ輪ブン子(@minowabunko)
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