夫にSOSを求めた妻「家事も育児も不平等!」働き続ける妻と「ゴミ捨てだけ夫」との関係はついに破綻?【作者に聞く】

夫にSOSを求めた妻「家事も育児も不平等!」働き続ける妻と「ゴミ捨てだけ夫」との関係はついに破綻?【作者に聞く】

少し家事や育児を手伝ってほしいと言うと、「仕事で疲れてるから、無理」
少し家事や育児を手伝ってほしいと言うと、「仕事で疲れてるから、無理」 / 画像提供:魚田コットン(33kossan33)

『家族、辞めてもいいですか?』や『スカートの呪いが解けるまで』など、家族間の深い確執を描いてきた漫画家・魚田コットンさん(@33kossan33)が、自身の夫婦関係をテーマにしたエッセイ漫画『育児今昔物語』を発表した。

本作は、家事と育児のワンオペに限界を迎えた魚田さんが夫に助けを求めた際、「仕事で疲れているから」と拒否されたことから始まる大喧嘩と、その結末を描いている。仕事と家事育児を一人で回すなかで募った「不平等」への不満と、夫婦のコミュニケーションにまつわる赤裸々な体験談について、魚田さんに話を聞いた。


■「母親一人でこなせる量じゃない」爆発した不満
『育児今昔物語』01
『育児今昔物語』01 / 画像提供:魚田コットン(33kossan33)
『育児今昔物語』02
『育児今昔物語』02 / 画像提供:魚田コットン(33kossan33)
『育児今昔物語』03
『育児今昔物語』03 / 画像提供:魚田コットン(33kossan33)


パートを終え、急いで子どものお迎えに行き、帰宅後は子どもの世話で手一杯になる。ようやく子どもを寝かしつけてキッチンへ向かうと、夫は食事を終え「もう寝る」と言う。残された大量の食器、散らかったおもちゃ、取り込まれていない洗濯物。荒れていく部屋と、何一つ手伝おうとしない夫の姿を見て、魚田さんのストレスは限界に達していった。

魚田さんは、パート勤務に加え在宅ワークもこなし、家事と育児をすべて一人でこなしていた。「夫は仕事のほか、家事はゴミ捨てなどお手伝い程度。これは不平等だ」という不満が爆発の引き金になったと語る。子どもが1人の頃は「母親が家事・子育てをするのが当たり前」というジェンダー観にとらわれ、できない自分を責めていた時期もあった。しかし、子どもの人数が増えるにつれ、やるべきことが二倍三倍に膨らみ、「普通に母親一人でこなせる量ではない」と痛感。「父親も親なのに、家族なのに」という思いが爆発したのだという。

■話し合いを拒否する夫への不信感
『育児今昔物語』11
『育児今昔物語』11 / 画像提供:魚田コットン(33kossan33)
『育児今昔物語』12
『育児今昔物語』12 / 画像提供:魚田コットン(33kossan33)
『育児今昔物語』13
『育児今昔物語』13 / 画像提供:魚田コットン(33kossan33)


2人の子どもの世話で手一杯になり、夫にSOSを出した魚田さん。しかし、夫の返答は「平日は無理かな。疲れとるし…」というものだった。さらに「休みの日はわりとやっているし、ゴミ出しもしている」と返され、魚田さんは激怒。「私は朝起きてから夜寝るまで、息つく暇もないくらい働き続けているのに」と大喧嘩になった。

魚田さんが最も嫌悪感を抱いたのは、話し合いたいときに夫が「だんまり」を通す態度だという。最初は「家事を分担しようと言っているだけなのに、なぜ何も言わないのか」と疑問を感じていた。それが何度も繰り返されるうちに、「結局、この場さえやり過ごせば、また私が全部やってくれると思っているのだろう」と、自身を軽く見られている気がして腹が立ったと当時の心境を明かす。



取材協力:魚田コットン(@33kossan33)
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