「SNS映えする」バンビーノ猫の繁殖に、保護団体が警鐘を鳴らす 英国

「SNS映えする」バンビーノ猫の繁殖に、保護団体が警鐘を鳴らす 英国

バンビーノの捨て猫を保護

ソファの上のバンビーノ猫

画像はイメージです

英国の動物保護団体が、SNS映えする「めずらしい猫」の繁殖増加に警鐘を鳴らしています。

ウェスト・サセックスのシドルシャムにある「The Cat & Rabbit Rescue Centre」は、野原に放置された段ボール箱の中から猫のAlfredを保護しました。Alfredはバンビーノ種で、その大きな特徴は体が無毛で足が短いことです。同センターでは「こうした特徴は長期的な健康問題を引き起こし、猫の生活の質を低下させてしまう可能性があります」と述べています。

「見た目の美しさやソーシャルメディアでのトレンド、そして目先の利益をねらった極端な繁殖の増加は、動物の健康と幸せを犠牲にしているのです」と同センターのIan Hughes本部長は主張しています。

「見た目」優先の繁殖が増加

女性に抱かれるスフィンクス猫

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Alfredにはひげや体毛がなく、短い足は限られた動きしかできずに痛みを引き起こしています。さらにこの猫のまぶたは内側に反り返っていて、まつ毛が目に当たることで炎症(眼瞼内反症)も起こっています。

「Alfredの気の毒な体調は、猫の幸せよりも外見を重視した身勝手な繁殖によるもの。こうした繁殖が危険なことを改めて思い起こさせるものです」

「でもこの猫はいま、施設で適切なケアを受けています。とてもかわいらしい性格でスタッフのあとをついて歩き、よく甘えています。この猫はみんなの人気者になっています」というIanさんです。

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