
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、樫山ひかさんが描く『日本旅行で衝撃だったと言われてしまった食べ物』をピックアップ。
樫山ひかさんが5月26日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、4,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、樫山ひかさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■外国人の友人が日本食で一番“ショーゲキ”だったもの

日常をコミックエッセイとして発信している、オランダ在住の樫山ひかさん。
ある時、階下に住む友人の元へ訪れると、先日行った日本旅行の写真を見せてくれることに。日本ではあちこち周り、ラーメンや寿司などを食べ、シーフードの豊富さに驚いたと言う。居酒屋ではそのメニューの多さに驚き、選ぶことに苦労したほどだと言う。
「滞在中1番美味しかったものなんだった?」
と聞くと、友人は“最もショーゲキな食べ物”の写真を出し…?
作品を読んだ読者からは、「じぶんで焼くのがいいだな」「これ本当!」「なる程!確かにレストランでも自分たちで仕上げる料理って他にあまりない」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・樫山ひかさん「文化や価値観の違いから生まれる発見を、読者の方にも楽しんでいただけたら」

――『日本旅行で衝撃だったと言われてしまった食べ物』を漫画作品にしようと思ったきっかけや理由などをお教えください。
私は自身の体験をもとにしたコミックエッセイを描いています。
海外で生活していると、日本に住んでいた頃には気づかなかった視点に出会うことがよくあります。今回も、日本旅行から帰ってきた隣人に「何が美味しかった?」と聞いたことがきっかけでした。観光地や食べ物の話で盛り上がる中、「衝撃的な食べ物との出会いがあった」と言われたので、珍しい料理のことかと思ったのですが、挙がったのはお好み焼きでした。理由を聞くと、「レストランなのに自分で材料を混ぜて焼くのが衝撃だった」とのこと。日本では当たり前だと思っていたことなので、私自身も驚きました。
こうした文化や価値観の違いから生まれる発見を、読者の方にも楽しんでいただけたらと思い漫画にしました。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
特に気に入っているのは、「もっとも衝撃的な食べ物との出会いがあった」というセリフのシーンです。
その流れから珍しい料理を想像していたので、実際に出てきたのが、私自身もオランダの自宅でよく作っているお好み焼きだったことにとても驚きました。
――樫山ひかさんは、今作以外にも日常の出来事を漫画作品として多く描かれていますが、コミックエッセイを描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
文化や言語の違いから、誤解や困った出来事が起こることもありますが、それを単なる愚痴としてではなく、笑いに変えて描くことを大切にしています。
実際に体験した時は大変だったことでも、読んでくださる方にはストレスなく楽しんでもらい、「そんな見方もあるんだ」と感じてもらえるよう心がけています。
――X(旧Twitter)の投稿には多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響をどのように感じていますか?
たくさんの方に読んでいただけて、とてもうれしかったです。
特に、同じように海外で生活している方から「海外の人が日本旅行で印象に残った食べ物として、お好み焼きを挙げることは意外と多い」という共感の声をいただいたことが印象に残っています。自分だけの体験ではなかったのだと知ることができ、とてもうれしく感じました。
――樫山ひかさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
これからもオランダでの生活の中で感じたことや体験した出来事を描いていきたいと思っています。
また、読者の方からは「なぜオランダへ行ったのか」や「結婚のなれそめ」などについてのリクエストもいただいているので、そうした背景も含めて、より奥行きのある作品も描いていけたらと考えています。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつも作品を読んでくださり、本当にありがとうございます。
これからも日常の出来事や海外生活の中で感じたことを、クスッと笑えるコミックエッセイとしてお届けしていきたいと思っています。今後も楽しんでいただけたらうれしいです。

