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「私は無神経に歩いている」絶妙すぎる母の言い間違いに笑いが込み上げて #母の認知症介護日記 328

「私は無神経に歩いている」絶妙すぎる母の言い間違いに笑いが込み上げて #母の認知症介護日記 328

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんの視覚が低下しているのではないかと気になっていたワフウフさんは、「糖尿病性網膜症」という病気が進行すると、視界が灰色がかって見えるらしいと知り、不安でなーにゃんに相談します。急きょ、姉・なーにゃんが病院に連れて行ってくれて、あーちゃんは「糖尿病性網膜症」ではなく「加齢黄斑変性症」の萎縮型だとわかりました。ただ、これは加齢によるもので特に治療法は確立していないとのこと。症状が進むと色がわからなくなり視力も低下していくようで、ワフウフさんは、あーちゃんの体も終末期に入っているのかもしれないと思っていました。そんな中、あーちゃんの弟の訃報が届きました。しかし、あーちゃんは何度説明しても、弟が亡くなった事実を忘れてしまい、ひたすら驚くだけで話が進みません……。こういうとき、どんな対応が正解なのかがわからず、ワフウフさん姉妹は困ってしまいました。

順調そうに見えた介護認定

あーちゃんは、お風呂に入らせてもらうために、なーにゃんの家に行きました。「足が冷える」と言い、靴下ともこもこのブーツを履いていきましたが、お風呂を終えるころには自分の足元を見て「今日、この靴下履いてきたっけ?」と聞いてくる始末。なーにゃんから靴下を履いてきたことを教えてもらうと、今度はちゅうちょなく、なーにゃんのハイヒールに足を入れたのでした……。あーちゃんの中では、いまだに「自分の靴=ハイヒール」というイメージを持っているようで、もし今も自宅に住んでいたら、あーちゃんはハイヒールを履いていたのだろうか……? とおそろしいことを考えていました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

今のあーちゃんは、もう自分がどこにいるのかわかりません。ただ、見慣れた場所にいるという感覚はあるようで、そういうときは、なんとかごまかそうとします。

母の認知症介護日記/ワフウフ

先日も、慣れているはずの場所でキョロキョロしていたあーちゃん。私が声をかけると……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

必死でごまかそうとして、無意識を「無神経」と言い間違いまでしていました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

「無意識」という言葉が出てこなかったようで、この日は何度も「無神経」と言っていました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

今の状態のあーちゃんは、まさに「無神経に歩いている」という表現がぴったりすぎて、笑いが込み上げました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

そして迎えた介護認定の日。美人な認定員さんがやってきました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

あーちゃんと話す前に、立ち会っているなーにゃんが、今のあーちゃんの状態を認定員さんに伝えます。

母の認知症介護日記/ワフウフ

動作確認に張り切って取り組んだあーちゃんは、認定員さんから褒められて得意げです。

母の認知症介護日記/ワフウフ

トイレについての質問も「間に合わなかったことはありません!」と言い切っていました。そこに尿漏れパンツは干していなかったのかな……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

この日、とても頑張っていたあーちゃんですが、「いつからこちらで生活されているんですか?」という最後の質問には「3年くらい」と答え、ボロが出てしまいました……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

最後に、ケアマネさんと認定員さんで話したのですが、後からこんなことを言われました。「強めに言う」って、どうなんだろう……?

母の認知症介護日記/ワフウフ

どうやら、ケアマネさんは、なーにゃんと認定員さんが話しているのを聞いて驚いたくらい、あーちゃんの状態が把握できていなかったようです。でも、今回の結果次第で施設を出なくちゃいけないわけではないので、結果には期待も不安もありません。

今のあーちゃんは、慣れた場所に出かけていても、もう自分がどこにいるのかがわからなくなっています。ただ、自分が知っている場所だったはずなのに、わからないという認識はあるようで「私って昔から本当にひどい方向音痴なのよ」と、わからないことをごまかそうとします。先日も、慣れた場所で立ち止まってキョロキョロしていたので「こっちだよ」と声をかけると「ああ、こっちね! 私、あなたたちと一緒のときは無神経に歩いているから、わからなくなっちゃうのよね!」と必死にごまかしていました。「無意識」という言葉が出てこなくて「無神経」と言っていたのですが、言い間違いにしては言い得て妙な言葉に、ひそかに笑いが込み上げてきました。

そして迎えた、あーちゃんの介護認定の日。あーちゃんと話す前に、なーにゃんから認定員さんに最近のあーちゃんの状態を伝えておきます。あーちゃんは張り切って動作確認をやって見せ、認定員さんに「すごいですね!」と言われると、「これくらい当たり前ですよ!」と、得意げ。さらに、トイレのことを聞かれたときにも「間に合わなかったことはありません!」ときっぱり。部屋には尿漏れパンツが干してなかったのかな……。

この日、あーちゃんはとても頑張っていて、季節の質問も「秋」とちゃんと答えられたのですが……。最後に「いつからこちらで生活されているんですか?」と聞かれ、まだ7カ月しかたっていないのに「3年くらいだったかしら」と、ボロが出てしまいました……。ちなみに「3つ単語を言うので、覚えていてください」といった、記憶に関する質問にはひとつも答えられませんでした。どんなに頑張っても、もう記憶することは難しいと思います。あーちゃんは、今回の介護認定の結果次第で施設から出なくてはいけないということはないので、期待も不安もなく結果を待てます。気負いがないので、ずいぶんラクなものです。

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認知症が進行しても、自分らしくありたいという気持ちは変わらないもの。本人の気持ちに寄り添いながら、変化を受け止めて、残された人生を笑顔で穏やかに過ごせるよう、無理のないサポートをしてあげたいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

配信元: 介護カレンダー

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