
7月2日(木)より放送されるドラマ「一緒にごはんをたべるだけ」(毎週木曜深夜0:00-0:30ほか、テレ東系ほか)の記者会見が6月28日に都内で行われ、W主演の早見あかりと伊藤健太郎、共演の桐山漣と岸明日香が出席し、役どころや価値観などについて語った。
■料理講師と雑誌編集者が織り成す“グルメ”ד不倫”のラブストーリー
同ドラマは大町テラスの同名漫画が原作。料理教室講師のタキ(早見)と雑誌編集者のレイ(伊藤)は、お互いが食事について満たされない日々を送る既婚者同士。そんな2人は仕事を通じて出会い、一緒にごはんを作り、一緒にたべて、互いの気持ちを満たしていく。食事を重ねるたびに惹かれ合う2人が、愛と食事と倫理の間に揺れる姿を描く“グルメ”ד不倫”のラブストーリー。
早見が演じる料理教室の講師・澤田タキは、夫とは良好な関係を築いているようにみえるが大事にしている食事の価値観が合わず不満を抱えている。レイとの関係が心の支えとなるが、同時にレイを求める気持ちを抑えられずにいる。一方、伊藤が演じる雑誌編集者の斎藤レイは一児の父で、タキのビジネスパートナー。妻の用意する食事が冷凍食品ばかりなことに悩んでいる。そんな中、料理教室でタキと出会い、共に過ごす食事の時間が心のよりどころとなっていく。
また、桐山は、食事へのこだわりは一切なくただお腹を満たすものと考えているタキの夫・澤田カズ役を、岸は、仕事も家庭も効率重視のため料理は作らない、アパレル勤務のレイの妻・斎藤ミワコ役を担当。
■早見あかり「タキになるために髪の毛を25cm切りました!」
役どころについて、早見は「タキちゃんはすごく感情表現が豊かで、ご飯を食べて『おいしい』と笑ったり泣いたりする人物です。ただ、夫であるカズの前ではそれを出せない一面もあります」と分析。また、自身は本来チャキチャキとした性格であるため、「監督から早見さんが出過ぎているから隠してねと言われて、タキちゃんは穏やかで優しい人というのを大切に演じています。また、タキになるために髪の毛を25cm切りました!大事に伸ばした髪の毛だったのですが、やるからにはがっつりやりますと腹をくくりました。原作から出てきたのかなと思うくらい、髪の毛の再現度は高いと思います」と明かして会場を驚かせた。
そんな早見のエピソードを受け、「僕は髪の毛3cm切りました!」と伊藤が話し出すと会場からは笑いが。「レイは自分にはない要素が多く、似ている部分が少ないキャラクターです。だからこそ、自分にはない要素を出すために立ち方や声のトーンを意識するなど、見た目や聴覚的なアプローチから役を作っていきました」とコメント。
これに対し、早見から「本番前か後か忘れてしまったのですが、『背が伸びた?』と感じたときがあって。これが伊藤健太郎、これがレイと言って、姿勢が全然違って、プロだなと思いました」と絶賛されると、伊藤は照れ笑い。普段から体を鍛えているため衣装で体型をごまかしている部分があると明かし、「現場が暑くて本番前はTシャツ姿で歩いていたときに、スタッフから『伊藤健太郎すぎる』と言われましたが、本番はしっかりレイになっています(笑)」と笑顔を見せた。
一方、桐山は「カズは一見冷たい人間に勘違いされやすいですが、彼なりの喜怒哀楽を秘めています。映像で伝えるギリギリのラインを狙えるように監督と相談し、微調整しながら演じています」とコメント。劇中の料理が本当においしすぎるため、「本番の一口目でつい『うま~』と笑顔が出そうになるのを抑えるのが大変です」と役ならではの苦労を明かし、岸は「ミワコは自己肯定感が高く、世渡り上手でひょうひょうとした格好いい女性。でも、ひょうひょうとしたところが何を考えているか分かりづらいため、一喜一憂せず、あえて感情を出さない演技を意識しました。あと、私は前髪を2cmカットしました(笑)」と語った。
■伊藤健太郎「食事に対する優先順位の高い部分はすごく分かります」
4人の中で最も共感できるキャラクターは誰かという問いに対し、桐山は「カズを演じていて思うのですが、タキちゃんは感情表現がストレートで、食卓の空気を作ってくれるすてきな存在。共感できるかは分からないですが…」とタキを選択。また、早見も「私はご飯を大事に生きていて、作る側というよりは食べに行く側なんですが、おいしいものを共有したい病なので、タキちゃんの食べた時に反応が欲しいという気持ちは痛いほど分かります」と深く同意。
また、岸も「私も料理するのが好きなのでタキちゃんの気持ちはめちゃめちゃ共感できます。でも、本当に忙しい時はミワコです」と明かし、一方で伊藤は、レイとタキの双方に共感できると言い、「食事に対する優先順位の高い部分はすごく分かります。今後描かれるミワコとのシーンでも、レイが帰宅した時に思うことは演じていて分かるなと思いました」としみじみ語った。
撮影の印象的なエピソードでは、会見時点ではまだ4人全員での撮影はなく、タキとレイ、それぞれの夫婦ごとのシーンが中心であることが明かされた。そんな中、見どころとして「男性陣2人が本当においしそうに食べる姿」と挙げた早見。特に桐山は、劇中の料理がおいしすぎるあまり、役としては出してはいけないかわいらしい笑顔が見える時があると言い、早見が「隠しきれてないときが全然ありますからね、ちょっとカズじゃないかなと(笑)」と指摘される一幕も。
■4人が究極の二択の質問に答える企画に挑戦
また、究極の二択の質問に「A」か「B」の札を上げて答える企画が行われた。
最初の質問で「人生最後の食事をするなら?」では、「A:ひとりで好きなものを好きなだけ食べる」を選んだのは桐山のみ。「B:誰かと決められたものをたったひと品だけ食べる」を選んだ早見、伊藤、岸の3人は「一人きりは寂しい」と口を揃え、誰と食べるかの重要性を強調。早見は「大切な人たちとワイワイ手巻き寿司をしたい。ネタが1種類だけでもいい」と理想の最後を語った。一方、唯一Aを選んだ桐山は「最後ならお腹いっぱいで死にたいと考え、品数の多さを重視したけれど、本当は誰かと食べたい」とコメント。
続く、2問目の「付き合うならどっち?」というお題では、全員が「A:素の自分でいられる安心できる相手」を選択し、「B:ときめきやドキドキをくれる相手」は選択者ゼロという、満場一致で安心感を求める大人の恋愛観が浮き彫りになった。早見は「どこにいても自分を偽れないため、そのままいられるのが良い」、伊藤も「恋人に限らず、落ち着いて素でいられる関係が一番」、岸は「人見知りなので心を開ける相手というだけで希少価値がある」、桐山も「素の自分が出せるほうがいい」と、それぞれ実感を込めて語った。
■桐山漣「大切な人には本音を伝えるほうがいい」
3問目の「大切な人に言いにくいことがあった場合」というテーマでも、全員が「A:傷つける覚悟で本音は全て話す」を選び、「B:相手のことを考えて優しいうそをつく」は誰一人選ばなかった。伊藤は「迷いましたが、大切な人には本音で言いたいことは言いたいなと。ただ、言い方はすごく考えます」と誠実さを見せた。早見は「うそをつくと顔に出てバレちゃう。長く一緒にいたい家族や友人には正直に伝えるけれど、逆に自分の人生に必要ないと思った相手にはうそをつけちゃうかも」と鋭い自己分析を披露。
岸は「思ったことを一晩寝かせられないタイプなので、その日のうちにすぐ伝えてしまう」と語り、対照的に桐山は「優しいうそは一見美しい言葉ですが残酷だなと思いました。大切な人には本音を伝えるほうがいい。ただ、僕は言うんですが、すぐに言うのではなく一晩寝かせて、何て言おうかなと考えるかも」とコメント。すると、岸が「勉強になります」と言い、それぞれの性格の違いが表れる回答となった。
■岸明日香、パートナーにするなら「食の価値観などは絶対同じが良い」
最後の「パートナーにするならどちらを選ぶ?」という質問では、男性陣と女性陣の意見が真っ二つに分かれる興味深い結果となった。男性陣の伊藤と桐山は「A:趣味や食の好みなどあらゆる価値観が真逆だけど、お互い持っていない部分を補い合える関係」を選択。桐山は「自分と真逆だからこそ、なぜそっちを選ぶんだろう?という日々の発見や面白さがあり、それが2人の関係に良い波を作ってくれる」と明かし、伊藤も「自分と違う感覚や趣味を持っている人の方が人生を倍楽しめそう。自分と同じ価値観になってほしいなと思わないですし、相手の価値観に自分を合わせることは得意なので真逆の方が面白い」と違いを楽しむ姿勢を示した。
一方、女性陣の早見と岸は「B:新しい発見や成長はないが、価値観が100%同じで何を考えているか全てが分かる存在」を選択。早見は「共有したい病なので、同じことをして同じ感覚で一緒に楽しみたい。100%同じ気持ちで同じ場所に向かえる関係がうれしい」と熱弁。岸も「食の価値観や何に幸せを感じるか、何が嫌かというポイントは絶対同じが良いです。趣味や好きなものが同じ人と過去に恋愛をしたことがないので重要視していない」と劇中のテーマにも通じる食や価値観の一致の重要性を語った。

