生理中の学習や部活動への影響
普段と比べて生理中は授業や部活に集中できないと感じるかという質問に対し、小中学生の8割以上が「とてもそう思う」または「そう思う」と回答しました。
集中できない理由として最も多かったのは「モレていないか不安」(76.1%)で、次いで「からだのどこか(お腹・頭・腰など)が痛い」(66.2%)、「気分がすぐれない」(54.6%)となりました。特に体育などの授業では、こうした不安や不調が強まりやすい傾向があると推測されます。
大人への相談は約4割にとどまる
生理の悩みを先生もしくはまわりの大人に相談できるかという質問では、「できる」と答えたのは44.3%にとどまりました。
相談できる子どもたちは母親や保健室の先生など同性の大人に相談するケースが多く、「悩みがあれば相談するもの」と考える傾向が見られます。一方で相談できない子どもたちからは「なんとなく恥ずかしい」「先生が男性だから言いにくい」といった声があがり、恥ずかしさや相手との距離感が相談をためらう理由となっていることがわかります。

