
CS放送「衛星劇場」にて、7月に歌舞伎が2作品、テレビ初放送されることが決定。今回放送されるのは、市川中車らが出演する「菊宴月白浪」、中村種之助が出演する「流星」。以下では、各作品の放送日時や詳細な見どころを紹介する。
■市川中車らが出演、忠臣蔵の後日譚「菊宴月白浪」
テレビ初放送が決定した1作品目は、2023年7月に歌舞伎座で上演された「菊宴月白浪」。本作は、鶴屋南北により独創性豊かに描かれた「三代猿之助四十八撰」の一つにも選ばれている。
塩谷の浪士が“高野師直”を討って1年余り、不義士の汚名を着せられた父に代わり、せめて自分は亡君への申し訳を立てたいと願う“斧定九郎”は、切腹しようとする“縫之助”の身代わりを買って出る。
続く「二幕目・大詰」では、行方不明だった「花筐の短刀」を巡る物語や、斧家に仕えていた“与五郎”が“自身が高野師直の御落胤である”という事実を知る展開が描かれ、大凧の宙乗りなどの演出が見どころとなる。
市川中車、中村種之助らが出演する同公演は、「序幕」が7月1日(水)昼4:45、14日(火)昼4:00ほか、「二幕目・大詰」が7月2日(木)昼4:00、15日(水)昼4:00ほかに放送される。
■中村種之助が4役を踊り分ける舞踊「流星」
2024年1月に浅草公会堂の新春浅草歌舞伎で上演された舞踊「流星」も登場。七夕の夜に逢瀬を楽しむ“牽牛”と“織女”のもとへ注進しに現れた“流星”が、下界の長屋で起きた雷夫婦の喧嘩の様子を語り始める。
小粋に雷を鳴らす“亭主”と、もっと威勢よく鳴らすよう詰め寄る“女房”の言い争いに、目を覚ました“子供”や仲裁に入る“老婆”も加わり、長屋は大騒ぎへと発展する。これら4役を、面を瞬時に使い分けながら清元の語りに乗せて踊り分ける姿が見どころとなる。
中村種之助が華やかな舞を披露する同公演は、7月7日(火)昼4:00、20日(月)昼5:30ほかに放送される。


