
現在開催中の北中米W杯で日本時間6月30日の午前2時、決勝トーナメント1回戦でブラジルと対戦する森保一監督率いるサッカー日本代表について、2006年のドイツW杯でサムライブルーを指揮したジーコ氏が印象的な日本人選手を挙げている。
森保一監督率いる日本代表は初戦でオランダと2-2で引き分け、チュニジアに4-0と完勝。スウェーデンには1-1で引き分け、グループFを1勝2分の勝ち点5で2位通過した。
ジーコ氏は、日本の第3戦であるスウェーデン戦の直前にアメリカのスポーツメディア「ESPN」の取材に応じると、「日本の組織としての成熟と成長、勝利への意欲の強さにとても感動している。かつての日本なら失点すればそのまま状況が難しくなってしまうようなチームだった」「対戦相手にゴールを決められてしまうと、その時点で失望し、事態が困難になった。でも、今は違う。失点をすることもゲームの一部であることを理解し、チームとしてのバランスをしっかりと維持できている」として、日本代表の進化を讃えた。
かつての代表監督の「愛」に感動の声
また、“日本代表の中で特に驚いた選手”を聞かれると、ジーコ氏は「中村のことはこれまで知らなかったが、個人的には今回のW杯で最も存在感がある選手の一人だよ。中村はとても簡単にプレーしているように見えるし、衝撃を受けた。左右どちらの足も使えて、中央に切り込むことも、サイド深くまで突破することも、得点を決めることもできる。彼はすさまじいプレーを見せていると言えるね」と、初戦のオランダ戦でゴールを決めたMF中村敬斗の働きを絶賛している。
「今大会が初のW杯参戦となった中村は、そのアイドル級のルックスばかりが先行して話題になることが多いですが、同じドリブラーのMF三笘薫の不在を完璧に埋める活躍を披露しています。特に初戦のオランダを相手に決めたゴールはサムライブルーに勢いをもたらした貴重な同点弾となり、右足の高いシュート精度を世界に見せつける場面になりました。ただ、それ以上に日本のサポーターからは、かつての代表監督であるジーコ氏が日本代表の試合を今でもチェックし、細かな戦いぶりや日本の成長を把握してくれている点に対して、『ジーコが日本サッカー界に深く関わってくれて、本当に良かった』『Jリーグ初期の日本サッカーを世界に広げてくれた偉大な功労者の一人。今でもずっと尊敬してます』『ずっと日本を愛し続けていてくれるジーコには感謝しかない』などと感動する声が並んでいます」(スポーツライター)
ジーコ氏が代表を指揮したのは2002年から06年までの4年間。そこから20年が経ち、日本のサッカーは確実に大きな成長を遂げていると言えるだろう。
(木村慎吾)
