
7月1日からスタートする新水曜ドラマ「おちたらおわり」(毎週水曜深夜0:24-0:54、中京テレビ・日本テレビ系)の製作発表記者会見が6月29日に都内で行われ、主演の宇垣美里、共演の篠田麻里子、佐津川愛美、風吹ケイ、鈴木紗理奈が登壇。タワーマンションを舞台にした壮絶な人間模様とは裏腹に、撮影現場での仲睦まじいエピソードや、役作りの裏側が明かされた。
■新築タワーマンションを舞台にママ友バトルが勃発
原作は、累計発行部数1000万部を超えドラマ化もされた「ライフ」の漫画家・すえのぶけいこの同名コミックス。
憧れのタワーマンションに夫と娘の3人で引っ越してきた主人公・月島明日海(宇垣)。しかし、その最上階には、因縁の相手・真宮孔美子(篠田)が暮らしていた。表向きは完璧なセレブママでありながら、その裏には底知れぬ執着と策略を秘める孔美子。ママ友たちを巻き込みながら、些細な違和感はやがて、不倫、裏切り、復讐へと姿を変えていく。
一見きらびやかなタワーマンション。しかし、その内部では階層、生活水準、家庭環境の違いがマウントや嫉妬として噴き出していく。
■宇垣「いい子ちゃんの香水」で役作り
ドラマの内容はドロドロの愛憎劇だが、私生活では仲良しな5人。「一昨日も5人で焼肉を食べました」と明かし、48歳の誕生日を迎えたばかりの鈴木にサプライズパーティーを実施したとのこと。
キャラクターを形作るこだわりについて、宇垣は「普段は『ぶわぁーっ!』とした強い香水が好きで、お姉さま方からも『一番のやんちゃ娘』と言われる性格(笑)。でも明日海を演じる時は、百貨店で選んだ『清潔でまっすぐな、いい子が使ってそう』な香水を纏って、自分をリセットして現場に向かっていました」と告白。
篠田は「私は普段、頭を洗いながら歯を磨くくらいせっかち(笑)。でも孔美子は優雅な女性なので、ゆっくり呼吸する練習をしました。あと、宇垣さんから『光を吸い込む漆黒の目』と言われた、瞳の奥の深みに注目してください」と語る。
佐津川は「衣装合わせで『シャツのボタンを一番上まで留める』スタイルに辿り着きました。タワマン住まいの品位と、女を出しすぎない絶妙な『透け具合』を、みんなで相当探りました」と話し、風吹は「人生初の茶髪、前髪、デコネイル!25歳のミーハー女子が聴きそうな若手アイドルの曲を聴いて、一ヶ月はバラードを禁止して気分をアゲていました」と新たな挑戦を口にした。
また、鈴木は「私はメガネ。あとはファッションエディター役なので太らないように気をつけました。最近太りやすいので…って、これは記事にならないか(笑)」と会場を笑いに包んだ。
■原作者・すえのぶけいこ氏も絶賛「脳内の明日海たちが本当にいる!」
原作者・すえのぶけいこ氏からの手紙も代読された。「第1話を観て、脳内のイメージ通りの5人がいると感動した」との言葉に、キャスト陣は感無量。
宇垣については「美しさと芯の強さ」、篠田には「妖艶な微笑み」、佐津川には「とんでもない爆発力」、風吹には「嵐を巻き起こす可愛さ」、そして鈴木には「面白すぎるのでもっと大量に沙都を見せて!」と、それぞれのハマり役ぶりに太鼓判が押された。
1話の印象的なシーンについて、宇垣は「篠田さんに顔をなでなでされるシーンで、鏡に映った自分が『ヘビに飲まれそうなネズミ』みたいで。自分で自分を『かわいそう!』と思えて納得した」と、衝撃の対決シーンを振り返った。
■現場の裏話「身体能力が高すぎる」
スタッフからのタレコミコーナーでは、撮影現場の爆笑秘話が。「宇垣の身体能力」について、エレベーターに乗り遅れるシーンで、宇垣の足が速すぎて扉が閉まる前に到着。「悪そうな顔で扉が閉まるのを待つ」シュールな姿が暴露された。さらに、子供にケーキを食べさせるのを止めるシーンでも「ボールを投げるような勢いで腕を振りかぶっていた(笑)」と指摘され、宇垣は「一生懸命すぎて『ガキ』が出ちゃいました」と照れ笑い。
クールなイメージの篠田については、一番の姉御肌と共演者が口々に語る。ロケ中に風吹に近づくファンがいた際、自ら壁になって風吹を守ったという男前なエピソードも語られた。
さらに、名古屋弁の風吹と関西弁の鈴木が取っ組み合いの喧嘩をするシーンでは、あまりの迫力にマンションの住民から「警察呼んだ方がいい?」と本気で心配される事態になったほど、熱い演技がぶつかっていたという。
■「下世話だけど文学的、これが人間の本質」
風吹が劇中の衝撃セリフ「人のものって最高…!」と披露して会場をざわつかせるほか、鈴木は「この5人は階層(ヒエラルキー)もバラバラで馬も合わない。でも、最後に生まれる友情は本物。今の時代、ぶつかることを避けがちだけど、ここまでぶつかって仲良くなるパターンもあるんだと伝えたい」と熱弁。
最後に宇垣は「人間関係の狭い世界での弱さが、どう人を傷つけるのかが生々しく描かれています。彼女たちがどう生き延び、成長するのかを刮目してください!」と力強く締めくくった。

