「サグラダ・ファミリア」のメインタワー「イエスの塔」がついにガウディ没後100年に完成しておめでたいです。
昨年はじめてサグラダ・ファミリアに行ったときは、メインタワーなどなかったですが、生きている彫刻なので途中段階でも違和感がないです。
そして「21_21 DESIGN SIGHT」では、「窓を考える会社」YKK APによる「ガウディの窓」の魅力を伝える展覧会が行われています。無料というのも素晴らしいです。先日見に行ってきました。
ガウディの生きている建築に、生命力を添えるのは独創的な窓のデザイン。建築を設計する際に、光をとても大切にしていて、太陽の角度を考えて窓の位置を決めたり、ステンドグラスで部屋をカラフルにしたりしていました。デザインも100年以上前とは思えない斬新さがあります。
ガウディの名建築の窓のデザインの模型を再現して実際に開閉できるコーナーもありました。中には「上げ下げ窓」(ギロチン窓)という危険なデザインもありました。エル・カプリチョやカサ・バトリョなどにあり、窓の開け閉めをするたびに内部の鉄管同士がぶつかって金冠音楽のような音を奏でる仕組みのものもあったそうです。でも模型を触ったら結構重くて実際ギロチンになりそうでした……。
ガウディの年表を見ていたら1878年の写真がヒゲも頭髪も毛量が多かったのが、1888年はヒゲのみでスキンヘッドになっていました。グエル氏の難易度の高い依頼に応えようとしてがんばりすぎたのかもしれません。でもそのあとのおじいさんになった写真を見たら横の毛と後頭部の毛が復活していました。増毛術もあまりなさそうな時代ですが、健康状態や食生活、神への信仰心などで毛根の健康状態も変化するのかもしれません。
さまざまな建物の写真が並んでいましたが、やはりサグラダ・ファミリアの空間が一番美しくて技術的にもすごいです。ガウディが自然界の構造に着想を得たという、双曲面ヴォールト工法を使った天井のデザインなど。一見すると曲線ですが、直線の組み合わせで構成されているそうで天才的です。
会場の若い男女が、「テレビ番組で芦田愛菜ちゃんがガウディについて勉強して解釈していたのがすごかった。さすが頭が良い」と絶賛していて、ガウディもすごいけど芦田さんもすごいかもしれないと思えてきました。
会場内の小部屋では、スライダーを調整して、「色」「分割」「スタイル」「かたち」などを調整し自分だけの窓のデザインをその場で投影できるコーナーがありました。並んでいるので瞬時に決めて撮影。映像ですが、窓の光が床に反射して、ステンドグラスのヒーリング効果を擬似体験できました。
「あなただけの窓をデザインしてみましょう!」コーナーにて。前に並んでいる人のデザインを見ても人によって全然違っていました。
2025年に拝見し、高次元の波動に包まれたサグラダ・ファミリアの内部空間。あの時からさらにユーロが上がって、ますますヨーロッパが遠くなってしまいました……

