佐藤アイさんは、夫と2歳の息子・レン君、義母の4人暮らし。初めての子育てに奮闘しながら、レン君を育てています。
レン君は、些細なことで癇癪を起こして泣きわめく、いわゆる「イヤイヤ期」の真っただ中。アイさんは頭ごなしに叱ることはせず、なるべく穏やかな育児を心がけています。
ある日、義母が買ってきた洋服を着るのをレン君が嫌がり、大泣きしてしまいました。すると義母から「甘やかしすぎ」と言われたうえ、義母自身の「厳しい子育て」を引き合いに出され、暗にしつけを批判されてしまいます。夫が義母を注意してその場は収まったものの、アイさんはすっかり落ち込んでしまいました。
その後、気を取り直してレン君と三輪車で買い物に出かけたアイさん。しかし、途中でレン君が遊び始めてしまい、なかなか先へ進めずイライラ。ようやくスーパーに着いたのは、家を出てから1時間後でした。ところが今度は、レン君が「キャラクターカートに乗りたい!」と大騒ぎ。アイさんは周囲の視線が気になり、仕方なく許可します。「これでよかったのかな」と、アイさんは買い物をしながら、ひとり考え込んでしまい……。
「甘やかしなの?」義母の言葉が頭から離れず…









レン君が癇癪を起こすたびに要望を受け入れてしまうのは、「やさしさではなく甘やかし」なのではないかと、アイさんは思い悩んでしまいます。
「私はレンの『カートに乗りたい』という願いを叶えてあげただけ」そう自分に言い聞かせながら、足早に買い物をするアイさん。それでも、「私のせいでレンは騒いでしまうの?」と不安に駆られてしまいます。
義母との一件をきっかけに、急に世間の目が気になり始め、子育ての方向性を見失ってしまったアイさんなのでした。
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イヤイヤ期の子どもとのお出かけは、想定外の連続。泣いたり騒いだりする子どもを前に、「自分の対応が間違っているのでは」と不安になることもありますよね。
特に、身近な家族から「しつけ」について否定されると、親としての自信が揺らいでしまうもの。周囲の目を気にして迷ってしまうのは、それだけアイさんがレン君と真剣に向き合っている証拠でもあります。
世代や家庭が違えば、育児の考え方も変わる――。ときにはそう割り切る心の余裕も必要かもしれません。子どもの気持ちを受け止めながらも、時間や状況に応じて線引きをし、自分たち親子に合った対応を少しずつ見つけていけるといいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 桃津もっち

